Pythonのre.findall()とre.finditer()の違いとは?正規表現マッチングの使い分けを徹底解説
re.findall()メソッドとは
re.findall()は、指定したパターンに一致するすべての文字列をリストとして返すメソッドです。対象の文字列を先頭から末尾まで全体を走査し、パターンに一致した箇所をすべて検出します。
最初の1件のみを返すre.search()や、文字列の先頭での一致のみを判定するre.match()と異なり、「パターンが出現するすべての場所」を取得したい場合に最適なメソッドです。そのため、パターンを検索する際にはまずre.findall()を使うことが推奨されます。
サンプルコード
import re result = re.search(r'TP', 'TP Tutorials Point TP') print(result.group())
実行結果
TP
re.finditer()メソッドとは
re.finditer(pattern, string, flags=0)
re.finditer()は、文字列内でパターンに一致するすべての(重複しない)箇所について、MatchObjectインスタンスを順番に返すイテレータを生成します。文字列は左から右へ走査され、一致は見つかった順に返されます。空の一致も結果に含まれる点に注意してください。
リストとして一括取得するre.findall()と違い、イテレータで逐次処理できるため、巨大なテキストを扱う際にメモリ効率に優れているのが大きな特徴です。また、各マッチの開始位置・終了位置もmatch.start()やmatch.end()で簡単に取得できます。
サンプルコード
import re
s1 = 'Blue Berries'
pattern = 'Blue Berries'
for match in re.finditer(pattern, s1):
s = match.start()
e = match.end()
print(f'文字列 "{s1[s:e]}" が {s}:{e} の位置で一致しました')実行結果
文字列 "Blue Berries" が 0:12 の位置で一致しました
re.findall()とre.finditer()の主な違いまとめ
| 比較項目 | re.findall() | re.finditer() |
|---|---|---|
| 戻り値 | 一致した文字列のリスト | MatchObjectのイテレータ |
| メモリ効率 | 全結果を一括で保持 | 逐次処理のため省メモリ |
| マッチ位置情報 | 取得不可(文字列のみ) | start()・end()で取得可能 |
| 適した用途 | 一致箇所の一覧を手軽に取得したい場合 | 大規模テキストの逐次処理や位置情報が必要な場合 |
単純に一致した文字列の一覧が欲しいならre.findall()、マッチオブジェクトの詳細情報やメモリ効率が必要ならre.finditer()を選ぶとよいでしょう。
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