【Python】フィボナッチ数列におけるkのn番目の倍数の位置を求める方法
この記事では、「フィボナッチ数列の中に現れるある数の倍数」をテーマに、Pythonでの解法をサンプルコードとともにわかりやすく解説します。
問題の概要
整数 k と n が与えられたとき、フィボナッチ数列の中で k の n 番目の倍数が何番目の項として現れるかを求めます。
例えば「k = 4 の 5 番目の倍数」なら、フィボナッチ数列を順にたどりながら 4 の倍数になっている項を探し、そのうち 5 番目に該当する項の位置を出力します。
解法のポイント
フィボナッチ数列を k で割った余りには周期性があるため、k の倍数となる項は等間隔で出現します。最初に k の倍数になった項の位置を i とすると、その後の倍数は i の整数倍の位置(i, 2i, 3i, …)に現れます。
この性質を利用すると、次の手順で答えが求まります。
- フィボナッチ数列の項を順に生成する。
- 初めて k で割り切れた項の位置を i として記録する。
- 答えは n × i となるので、その値を返す。
サンプルコード
# kのn番目の倍数の位置を求める関数
def find(k, n):
f1 = 0 # 前の項
f2 = 1 # 現在の項
i = 2 # 現在の項の位置
# フィボナッチ数列を順に生成
while True:
f3 = f1 + f2
f1 = f2
f2 = f3
# kの倍数を見つけたら位置を返す
if f2 % k == 0:
return n * i
i += 1
# 求めたい倍数の番号
n = 5
# 対象となる数
k = 4
print("フィボナッチ数列におけるkのn番目の倍数の位置:", find(k, n))
実行結果
フィボナッチ数列におけるkのn番目の倍数の位置: 30
コードの解説
変数と関数はすべてグローバルスコープで定義されています。処理の流れは以下の通りです。
- f1・f2:フィボナッチ数列の計算に使う変数で、初期値はそれぞれ 0 と 1。
- i:現在注目している項の位置。初期値は 2。
- ループの中で新しい項 f3 = f1 + f2 を計算し、f1 と f2 を入れ替えながら数列を伸ばしていきます。
- f2 % k == 0 が成立した瞬間に、初めて k の倍数となった項の位置 i が確定するので、n × i を返り値とします。
今回の例では、k = 4 のとき最初に 4 の倍数になるのは第 6 項の 8 です。したがって 5 番目の倍数の位置は 5 × 6 = 30 となり、実際に第 30 項の値 832040 は 4 で割り切れることが確認できます。
まとめ
この記事では、フィボナッチ数列における k の n 番目の倍数の位置を Python で求める方法を紹介しました。「k の倍数となる項は等間隔で現れる」というフィボナッチ数列の性質を活かすことで、無駄なく効率的に答えを導き出せます。ぜひご自身の環境でもコードを実行してみてください。
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