Linuxターミナルでブロードバンドの回線速度を測定する方法!speedtest-cliの使い方を解説
Linuxを使っていると、ブラウザやGUIアプリを開かずに、ターミナルだけでインターネット回線(ブロードバンド)の速度を測定したい場面があります。そんなときに便利なのが、speedtest.netの測定サーバーを利用できるコマンドラインツール「speedtest-cli」です。
この記事では、speedtest-cliのインストール方法から基本的な使い方、覚えておくと便利なオプションまでを、初心者にもわかりやすく解説します。
前提条件:Python pipのインストール
speedtest-cliはPython製のツールのため、インストールにはPythonのパッケージ管理ツール「pip」が必要です。まず、以下のコマンドでpython-pipをインストールしましょう。
$ sudo apt-get install python-pip
実行すると、以下のような出力が表示されます。
Building dependency tree Reading state information... Done The following extra packages will be installed: python-chardet-whl python-colorama python-colorama-whl python-distlib python-distlib-whl python-html5lib python-html5lib-whl python-pip-whl python-requests-whl python-setuptools python-setuptools-whl python-six-whl python-urllib3-whl python-wheel The following NEW packages will be installed: python-chardet-whl python-colorama python-colorama-whl python-distlib .............................................................................
python-pip」ではなく「python3-pip」を使用してください。また、多くのディストリビューションでは「sudo apt install speedtest-cli」のように、標準リポジトリから直接インストールすることも可能です。speedtest-cliのインストール
pipの準備ができたら、以下のコマンドでspeedtest-cliをインストールします。
$ sudo pip install speedtest-cli
正常に完了すると、次のような出力が表示されます。
Downloading/unpacking speedtest-cli Downloading speedtest_cli-0.3.4-py2.py3-none-any.whl Installing collected packages: speedtest-cli Successfully installed speedtest-cli Cleaning up...
回線速度を測定してみよう
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行するだけで測定が始まります。
$ speedtest-cli
測定結果は以下のように表示され、ダウンロード・アップロード速度(Mbit/s)やレイテンシ(ping値)、接続先サーバーとの距離などが一目で確認できます。
Retrieving speedtest.net configuration... Retrieving speedtest.net server list... Testing from Beam Telecom (183.82.104.71)... Selecting best server based on latency... Hosted by ACT Fibernet (Hyderabad) [10.33 km]: 2.75 ms Testing download speed........................................ Download: 23.32 Mbit/s Testing upload speed.................................................. Upload: 14.30 Mbit/s
覚えておきたい主なオプション
speedtest-cliにはさまざまなオプションが用意されています。すべてのオプションを確認したい場合は、以下のコマンドを実行してください。
$ speedtest-cli --help
ここでは、特によく使われる主要なオプションを表にまとめました。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了する |
| --bytes | 値をビット(bit)ではなくバイト(byte)で表示する(--shareで生成される画像には影響なし) |
| --share | speedtest.netの結果共有画像のURLを生成して表示する |
| --simple | 詳細な出力を省略し、基本情報のみを表示する |
| --list | 距離順にソートされたspeedtest.netサーバーの一覧を表示する |
| --server SERVER | テスト対象となるサーバーIDを指定する |
| --mini MINI | Speedtest MiniサーバーのURLを指定する |
| --source SOURCE | バインドする送信元IPアドレスを指定する |
| --timeout TIMEOUT | HTTPタイムアウトの秒数を指定する(デフォルトは10秒) |
| --secure | speedtest.net運用サーバーとの通信にHTTPSを使用する |
| --version | バージョン番号を表示して終了する |
たとえば「speedtest-cli --simple」とすれば、Ping・ダウンロード・アップロードの3つの値だけがすっきり表示され、「--share」と組み合わせれば測定結果を画像として共有できます。
まとめ
これで「Linuxターミナルからブロードバンドの回線速度をテストする方法」をマスターしました!speedtest-cliを使えば、ブラウザを開かなくてもワンコマンドで回線速度をチェックでき、スクリプトに組み込んで定期的に監視することも可能です。
次回のLinux関連記事でも、こうした実用的なコマンドをさらにご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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