Pythonで配列C[i] = d×A[i] + B[i]のゼロの個数を最大化するdを求める方法
n個の整数からなる2つの配列 A と B が与えられ、i番目の要素が d * A[i] + B[i] で表される配列 C を考えます。ここで d は任意の実数です。本記事では、配列Cに含まれるゼロ(0)の個数が最大になるような d の値を求め、あわせてそのゼロの個数を返す方法を解説します。
たとえば、入力が A = [15, 40, 45]、B = [4, 5, 6] の場合、出力は d = -0.266666、ゼロの個数は 1 となります。
解法のポイント
この問題の鍵は、C[i] = d * A[i] + B[i] が0になる条件を整理することです。
C[i] = 0となるのはd = -B[i] / A[i]のときです。つまり、各インデックスiごとに、その要素をゼロにできる候補のdの値が1つずつ求まります。A[i] = 0かつB[i] = 0の要素は、dの値にかかわらず常に0になるため、別途カウントしておきます。A[i] = 0だがB[i] ≠ 0の要素は、どのようなdを選んでも0にならないため無視できます。
したがって、「候補となる d の値の中で最も出現回数が多いもの」を採用すれば、それだけ多くの要素が同時にゼロになります。
アルゴリズムの手順
n:= 配列Aのサイズmy_map:= 空の辞書(マップ)count:= 0iを 0 から n-1 まで繰り返す:B[i] ≠ 0かつA[i] ≠ 0の場合:val := (-1.0 * B[i]) / A[i]valがmy_mapに存在しなければmy_map[val] := 0で初期化my_map[val] := my_map[val] + 1
B[i] = 0かつA[i] = 0の場合:count := count + 1
maximum:= 0my_mapの各要素について、maximumを出現回数の最大値に更新my_mapのキーと値を走査し、値がmaximumと一致するキーを表示してループを抜けるmaximum + countを表示(これがゼロの総数)
Pythonでの実装例
以下のコードで実際の動作を確認できます。
def find_d_zero(A, B) :
n = len(A)
my_map = {}
count = 0
for i in range(n) :
if (B[i] != 0 and A[i] != 0) :
val = (-1.0 * B[i]) / A[i]
if val not in my_map :
my_map[val] = 0
my_map[val] += 1
elif (B[i] == 0 and A[i] == 0) :
count += 1
maximum = 0
for item in my_map :
maximum = max(my_map[item], maximum)
for keys, values in my_map.items() :
if (values == maximum) :
print("d = ", keys)
break
print("Number of 0s: ", maximum + count)
a = [15, 40, 45]
b = [4, 5, 6]
find_d_zero(a, b)
入力
[15, 40, 45], [4, 5, 6]
出力
d = -0.26666666666666666 Number of 0s: 1
まとめ
このアルゴリズムでは、各要素をゼロにできる d の候補値を辞書で集計し、最も頻度の高い値を採用することで、配列Cのゼロの個数を最大化しています。計算量は O(n) であり、線形時間で効率的に解くことができる点が大きな特徴です。
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