Pythonで解く:「a」と「b」の文字列から作成できるユニークな文字列の数を求めるアルゴリズム
「a」と「b」のみで構成された文字列 s があるとします。このとき、「a」はそのまま「a」のままでもよいし、「b」に変換してもかまいません。一方、「b」は一切変更できません。この条件のもとで、作成できるユニークな文字列の総数を求めるのが本問題の目的です。
問題の例
たとえば、入力が s = "baab" の場合、出力は 4 になります。これは、以下の4種類の文字列を作成できるためです。
- "baab"(元のまま)
- "babb"
- "bbab"
- "bbbb"
解法のアプローチ
この問題は非常にシンプルな数学的性質を利用して解けます。「a」はそれぞれ独立に「a」または「b」の2択を選べるため、文字列中の「a」の個数を n とすると、組み合わせの総数は 2n になります。
具体的には、以下の手順で解きます。
- まず、文字列
sに含まれる 'a' の出現回数をカウントする(counts) - 次に、
2^countsを計算して返す
実装例
理解を深めるために、以下のPythonコードを見てみましょう。
class Solution:
def solve(self, s):
counts = s.count('a')
total = 2**(counts)
return total
ob = Solution()
print(ob.solve("baab"))入力
"baab"
出力
4
計算量について
この解法の時間計算量は O(n)(n は文字列の長さ)で、文字列を一度走査して 'a' をカウントするだけですみます。空間計算量も O(1) と非常に効率的です。べき乗の計算は Python の ** 演算子で高速に処理できます。
-
Pythonでエンコードされたメッセージのデコード方法の総数を求めるプログラム
問題の概要「a」= 1、「b」= 2、…「z」= 26 というアルファベットと数字の対応関係があるとします。このとき、エンコードされたメッセージ(数字列)が与えられれば、そのメッセージをデコードできる方法が何通りあるかを数えるのが本記事のテーマです。例えば、入力が message = 222 の場合、出力は 3 になります。これは次の3通りにデコードできるためです。b・b・b(2, 2, 2)b・v(2, 22)v・b(22, 2)解決のアプローチ:動的計画法(DP)この問題は動的計画法を用いることで効率的に解くことができます。各位置 i までの文字列についてデコード方法の総数を記録し、1文字
-
Pythonで文字列tを別の文字列sの部分文字列にするために必要な最小操作回数を求めるプログラム
問題の概要2つの文字列 s と t が与えられたとき、t を s の部分文字列にするために必要な最小の操作回数を求めます。ここでいう1回の操作とは、「s 内の任意の位置を選び、その位置の文字を任意の別の文字に変更する」ことを指します。例えば、入力が s = abbpqr、t = bbxy の場合、出力は 2 になります。これは、s の部分文字列 bbpq に着目し、p を x に、q を y に変更することで t = bbxy と一致させられるためです。解法のアプローチこの問題はスライディングウィンドウ(全開始位置の走査)を使うことで簡単に解けます。s の中で長さ k(= t の長さ)に等しい