Pythonでリストの累積合計(累積和)リストを作成する方法
累積和とは
i番目までの累積和(cumulative sum)とは、リストの0番目からi番目の要素までを順に足し合わせた合計値のことです。
このプログラムの目的は、与えられたリストをもとに新しいリストを作成することです。新しいリストのi番目の要素には、元のリストの0番目からi番目までの要素の合計値が格納されます。
具体的な例を見てみましょう。
入力例1
[10, 20, 30, 40, 50]
出力例1
[10, 30, 60, 100, 150]
入力例2
[1, 2, 3, 4, 5]
出力例2
[1, 3, 6, 10, 15]
以下は、入力リストから累積和リストを作成するプログラムの解説です。
入力リストを関数
cumSum()に渡すと、累積和リストが返されます。空のリスト
cum_listを宣言し、ここへ要素を追加しながら累積和リストを作成していきます。合計値を保持する変数
smを 0 で初期化します。入力リストを先頭から順に走査し、各ステップで「直前の合計値 + 現在の要素」を計算して
smを更新します。各反復のたびに、更新された合計値を
cum_listに追加します。i回目の反復が終わった時点で、
smには0番目からi番目までの要素の合計が格納されており、これがそのままcum_listのi番目の要素となります。リスト全体の走査が完了したら、
cum_listを返します。
実装例
def cumSum(s):
sm = 0
cum_list = []
for i in s:
sm = sm + i
cum_list.append(sm)
return cum_list
a = [10, 20, 30, 40, 50]
print(cumSum(a))出力
[10, 30, 60, 100, 150]
補足:itertools.accumulateを使った簡潔な書き方
Pythonの標準ライブラリ itertools には accumulate() 関数が用意されており、累積和リストを1行で作成できます。
from itertools import accumulate a = [10, 20, 30, 40, 50] print(list(accumulate(a))) # [10, 30, 60, 100, 150]
自前でループを記述する必要がないため、実務ではこちらの方法がよく使われます。処理内容を明示したい学習用途やカスタマイズが必要な場合には、冒頭の自作関数による実装が有効です。
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