overrideredirect()を使わずにTkinterウィンドウのタイトルバーを削除する方法
Tkinterアプリケーション開発において、ウィンドウからタイトルバーを取り除きたいケースは少なくありません。一般的な方法としてoverrideredirect(True)が知られていますが、このメソッドにはフォーカスやタスクバーとの連携に問題が生じる場合があります。
そこで本記事では、wm_attributes('type', 'value')メソッドを使用して、overrideredirect()に頼らずにタイトルバーを削除する方法をご紹介します。wm_attributesメソッドは、ウィンドウマネージャーの各種属性を設定・取得できる便利な機能です。
fullscreen属性によるタイトルバーの削除
具体的には、'-fullscreen'という属性にブール値(True/False)を指定します。Trueを設定するとウィンドウが全画面表示になり、その結果としてタイトルバーが自動的に非表示になります。
コード例
# tkinterライブラリをインポート
from tkinter import *
# tkinterフレームのインスタンスを作成
win = Tk()
win.geometry("700x350")
# テキストを表示するラベルを作成
label = Label(win, text="This is a New Line Text", font=('Helvetica 14 bold'), foreground="red3")
label.pack()
# フルスクリーンモードを有効化し、タイトルバーを削除
win.wm_attributes('-fullscreen', 'True')
win.mainloop()実行結果
上記のコードを実行すると、タイトルバーのないフルスクリーンウィンドウが表示されます。画面いっぱいにウィンドウが展開され、すっきりとした外観を実現できます。
補足ポイント
- wm_attributes('-fullscreen', 'False')とすれば、いつでも通常のウィンドウ表示に戻せます。
- フルスクリーン化するとユーザーがウィンドウを閉じにくくなるため、終了用のボタンやショートカットキー(Escキーなど)を用意しておくと親切です。
- 一部の環境では、attributes('-topmost', True)を併用することで、他のウィンドウより前面に表示させることができます。
このように、wm_attributesメソッドを活用すれば、overrideredirect()を使わなくてもシンプルかつ確実にタイトルバーを削除できます。ぜひ実際のプロジェクトでお試しください。
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