Matplotlibで矢印のような線を描画するには?quiver()メソッドの使い方
Matplotlibで矢印のような線(矢頭付きの線)を描きたい場合は、quiver()メソッドを使用します。quiver()は本来ベクトル場を可視化するための関数ですが、隣接するデータ点同士をつなぐ短いベクトルを連続して描くことで、矢印が連なった線として表現できます。
実装の手順
図のサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白を調整します。
NumPyを使ってx座標とy座標のデータポイントを作成します。
quiver()メソッドを使って矢印状の線を描画します。
show()メソッドで図を表示します。
コード例
import numpy as np import matplotlib.pyplot as plt plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50] plt.rcParams["figure.autolayout"] = True x = np.linspace(-5, 5, 100) y = np.sin(x) plt.quiver(x[:-1], y[:-1], x[1:]-x[:-1], y[1:]-y[:-1], scale_units='xy', angles='xy', scale=1, color='red') plt.show()
コードのポイント
この例では、np.linspace(-5, 5, 100)で-5から5までの範囲に100個の等間隔データ点を生成し、その正弦波(sin)を描画しています。
quiver()に渡している引数の意味は以下の通りです。
x[:-1], y[:-1]:各矢印の始点となる座標(最後の要素を除いた全データ点)。
x[1:]-x[:-1], y[1:]-y[:-1]:隣接するデータ点間の差分、つまり各矢印の方向と長さを表す成分。
scale_units='xy':矢印のスケール単位をデータ座標系(x・y軸)に合わせます。
angles='xy':矢印の角度もデータ座標系に基づいて計算します。
scale=1:差分ベクトルをそのままの長さで描画し、セグメントがつながった滑らかな線になります。
color='red':矢印の色を赤に指定しています。
出力結果
上記のコードを実行すると、正弦波のカーブに沿って赤い矢印が連なり、あたかも一本の矢印付きの線のように表示されます。データ点の数を増減させると、矢印の密度や滑らかさを調整することも可能です。
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