Debian 8(Jessie)サーバーにRundeckをインストールする方法【手順付き解説】
注意:本記事で扱うのは2016年頃の旧バージョン(Rundeck 2.6.7)です。当時のダウンロード元だったBintrayは2021年にサービスを終了しているため、記載のURLから現在ダウンロードすることはできません。最新版を導入する場合は公式ドキュメントおよび配布リポジトリ(packagecloud)をご利用ください。本記事は、インストールの流れと仕組みを理解するための参考資料としてご活用ください。
Rundeckとは
Rundeckは、リモートコンピューター上でコマンドやスクリプトを実行できるオープンソースの運用自動化ツールです。単一のステップ、あるいは複数のコマンド・スクリプト・ツールを組み合わせたワークフローを「ジョブ」として定義し、ローカル・リモートを問わず任意の数のノードに対して実行できます。ジョブはスケジューラによる定期実行のほか、WebインターフェースやAPIから必要なときに手動実行することも可能です。
この記事では、Debian 8(Jessie)サーバーにRundeckをインストールする手順を解説します。
前提条件:Javaのインストール
RundeckはJavaで開発されているため、あらかじめマシンにJavaをインストールしておく必要があります。DebianにJavaを導入するには、以下のコマンドを実行します。
$ sudo dpkg --add-architecture i386 $ sudo apt-get install openjdk-8-jre
Rundeckパッケージのダウンロード
続いて、wgetコマンドでRundeckのdebパッケージをダウンロードします。
$ wget https://dl.bintray.com/rundeck/rundeck-deb/rundeck-2.6.7-1-GA.deb
正常に実行されると、以下のような出力が表示されます。
--2016-05-24 10:13:36-- https://dl.bintray.com/rundeck/rundeck-deb/rundeck-2.6.7-1-GA.deb Resolving dl.bintray.com (dl.bintray.com)... 75.126.118.188, 108.168.243.150 Connecting to dl.bintray.com|75.126.118.188|:80... connected. HTTP request sent, awaiting response... 302 Location: ... [following] HTTP request sent, awaiting response... 200 OK Length: 101028776 (96M) Saving to: 'rundeck-2.6.7-1-GA.deb' rundeck-2.6.7-1-GA.deb 100%[===================>] 96.35M 1.76MB/s in 54s 2016-05-24 10:14:32 (1.79 MB/s) - 'rundeck-2.6.7-1-GA.deb' saved [101028776/101028776]
Rundeckのインストール
ダウンロードしたパッケージをdpkgコマンドでインストールします。
$ sudo dpkg -i ./rundeck-2.6.7-1-GA.deb
インストールが完了すると、以下のような出力が表示されます。
Selecting previously unselected package rundeck. (Reading database ... 197916 files and directories currently installed.) Preparing to unpack ./rundeck-2.6.7-1-GA.deb ... Unpacking rundeck (2.6.7) ... Setting up rundeck (2.6.7) ... Adding group rundeck....done Adding system user rundeck....done Processing triggers for ureadahead (0.100.0-19) ... Processing triggers for systemd (229-4ubuntu4) ...
Rundeckサーバーの設定
サーバーを設定するには、/etc/rundeck/framework.properties と /etc/rundeck/rundeck-config.properties の2つのファイルを編集します。サーバーをlocalhost以外のホスト名で公開する場合は、次の行を書き換えてください。
grails.serverURL=https://localhost:4440
↓ 以下のように変更します。
grails.serverURL=https://your_server:4440
localhost上で動作確認するだけの場合は、この手順をスキップして構いません。
Rundeckの起動
設定が完了したら、以下のコマンドでRundeckを起動します。
$ sudo /etc/init.d/rundeckd start
正常に起動すると、次のような出力が表示されます。
[ ok ] Starting rundeckd (via systemctl): rundeckd.service.
Webインターフェースへのアクセスと初期設定
お好みのWebブラウザーを開き、https://your_server:4440 または https://localhost:4440 にアクセスします。以下のようなログイン画面が表示されます。

GUIに接続するには、ユーザー名とパスワードの両方に admin を入力します。

プロジェクトの作成
画面の「New Project」リンクをクリックして、新しいプロジェクトを追加します。少なくともスペースを含まないプロジェクト名を入力する必要があります。

続いて「Resource Model Source」セクションの「Edit」ボタンをクリックし、「Require file exists」を選択して「Save」ボタンを押します。

最初のジョブを作成する
これで最初のジョブを作成する準備が整いました。ここでは例として、SSH接続を使ってリモートコマンドを実行するジョブを作成してみましょう。「Create a new job」をクリックし、スペースを含まないジョブ名を指定します。リモートノードへ接続してコマンドを実行するため、SSHのパスワードとsudoパスワードが必要になります。

必要な情報をすべて入力したら「Save」ボタンをクリックして保存します。
まとめ
以上の手順で、Debian 8(Jessie)サーバーへのRundeckのインストール方法と、基本的な初期設定・ジョブ作成の流れを理解できたかと思います。今後の記事では、Linuxに関する便利なテクニックやヒントをさらに紹介していきますので、お楽しみに。
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