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UbuntuにNginxをインストールして設定する完全ガイド

Webアプリケーションは、ここ数年でさまざまなクライアントへサービスを提供する手段として大きく普及しました。Webアプリケーションを活用すれば、ユーザーがどんなデバイスやOSを使っていても、より多くの層にアプローチできます。

Webサーバーをインストールし、適切に設定できるスキルは、Web開発者にとってもソフトウェアエンジニアにとっても非常に価値のあるものです。Webサーバーとは、インターネットやネットワーク経由でクライアントにWebコンテンツを配信する役割を担うプログラムのことです。

この記事では、UbuntuにNginx Webサーバーをインストールして設定する方法を詳しく解説します。

なぜNginxを使うのか?

Nginxは、WindowsとLinuxの両方で動作する軽量かつ高性能なWebサーバーです。Webサーバーとしての用途だけでなく、リバースプロキシサーバーやメールプロキシサーバーとしても広く利用されています。なお、Nginxは「エンジンエックス(engine x)」と読みます。

リバースプロキシサーバーとして、Nginxは特定のポート宛てのトラフィックを、サーバー上で動作するアプリケーションへ振り分けるように設定できます。トラフィックがサーバーに到達する前に検査・フィルタリングを行うため、追加のセキュリティレイヤーとして機能するのも大きなメリットです。

さらに、Nginxはサーバー上でサービス(デーモン)として動作し、Linuxではsystemctlなどのサービスマネージャーを使って簡単に管理できます。ドキュメントが充実しており、活発なコミュニティサポートがある点も魅力です。

UbuntuへのNginxサーバーのインストール方法

このガイドでは、Ubuntuが動作するLinuxマシンにNginxサーバーをインストールする手順を紹介します。

ステップ1:セキュリティ関連の前提パッケージのインストール

本番環境などセキュリティが重要なサーバーにNginxをインストールする場合は、インストールの安全性を確保し、安定版のパッケージを取得するために、以下の前提パッケージを導入しておきましょう。

まず、システムのパッケージリストを更新します。

sudo apt update

次に、パッケージを安全にダウンロードするための通信環境を整えるため、curlやgnupg2などをインストールします。

sudo apt install curl gnupg2 ca-certificates lsb-release ubuntu-keyring

続いて、パッケージの正当性を検証するために、Nginxの公式署名鍵を取得します。

curl https://nginx.org/keys/nginx_signing.key | gpg --dearmor | sudo tee /usr/share/keyrings/nginx-archive-keyring.gpg >/dev/null

取り込んだファイルに正しい鍵が含まれているか、以下のコマンドで確認します。

gpg --dry-run --quiet --import --import-options import-show /usr/share/keyrings/nginx-archive-keyring.gpg

出力には、以下のようなフィンガープリントが含まれているはずです。

573BFD6B3D8FBC641079A6ABABF5BD827BD9BF62

本番環境やセキュリティ重視の環境で重要となる安定版パッケージを取得できるよう、Nginxのリポジトリをシステムに登録します。

echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/nginx-archive-keyring.gpg] https://nginx.org/packages/ubuntu `lsb_release -cs` nginx" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/nginx.list

ステップ2:Nginxのインストール

次はいよいよNginxサーバーのインストールです。新しいパッケージをダウンロードする前に、必ずパッケージソースを更新しておきましょう。

sudo apt update

Nginxサーバーのインストールは非常にシンプルです。以下のコマンドを実行するだけです。

sudo apt install nginx

関連記事:UbuntuにおけるAPTとdpkgの違い

Nginxの動作確認

Nginxが提供するデフォルトページは、/usr/share/nginx/htmlディレクトリに格納されています。静的なWebページはこの場所、または自分で選んだ別の場所に配置し、バーチャルホストを設定して公開できます。

バーチャルホストを利用すれば、同じサーバーハードウェアやインフラ上で複数のWebページを提供することも可能です。

以下のコマンドで、Nginxサーバーのステータスを確認できます。

sudo systemctl status nginx
UbuntuにNginxをインストールして設定する完全ガイド

この出力では、Nginxデーモンがアクティブで稼働中であることが確認できます。もしアクティブになっていない場合は、以下のコマンドで起動しましょう。

sudo systemctl start nginx

Nginxの設定を変更した場合は、systemctlコマンドを使って次のようにサーバーを再起動できます。

sudo systemctl restart nginx

Nginxのデフォルトページを表示するには、Webブラウザで「https://localhost:80」を開きます。以下のようなページが表示されるはずです。

UbuntuにNginxをインストールして設定する完全ガイド

Webアプリ開発への第一歩を踏み出そう

おめでとうございます!これでNginxのインストールと設定は完了です。このガイドでは、UbuntuにWebサーバーをインストールして設定する方法を解説しました。あわせて、systemctlを使ったNginxサーバーデーモンの管理方法についても触れました。

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