Unbreakable Linux Network(ULN)を使ったMySQLのインストール方法
本記事では、ULN(Unbreakable Linux Network)を利用してMySQLをインストールする方法について解説します。
Linuxでは、MySQLをインストールする手段が複数用意されています。そのひとつが、Oracleが提供する「Unbreakable Linux Network(ULN)」からインストールする方法です。
Oracle LinuxおよびULNの詳細については、公式サイト https://linux.oracle.com/ を参照してください。
ULNのセットアップとマシンの登録
ULNを使用してMySQLをインストールするには、まずULNへのログインアカウントを取得する必要があります。
アカウントを取得したら、次にインストール作業に使用するマシンをULNに登録します。ULNでは、コミュニティ版と商用版の両方のパッケージがサポートされており、用途に応じて選択できます。
コミュニティ版
コミュニティ版では、「MySQL 8.0」など、MySQLサーバーの各バージョンごとに専用のチャンネルが1つずつ用意されており、すべてのULNユーザーが自由に利用できます。
商用版
一方、商用版には「MySQL 8.0 Commercial Server」「MySQL 8.0 Connectors Commercial」「MySQL 8.0 Tools Commercial」のように、3つのチャンネルが用意されています。商用版のMySQL ULNパッケージはoracle.linux.comからアクセスでき、利用にはMySQL(EnterpriseまたはStandard)の有効な商用ライセンスに紐づくCSI(Customer Support Identifier)の入力が必要です。
適切なCSIを登録することで、ユーザーのULN GUIインターフェース上に、商用MySQLサブスクリプションのチャンネルが表示されるようになります。
なお、Oracle Linux 8ではMySQL 8が正式にサポートされています。
インストール後の注意点:データのバックアップについて
ULNを使ってMySQLをインストールした後は、サーバーの起動・停止方法などの運用手順についても確認しておきましょう。
パッケージソースをULNへ変更する場合でも、使用しているMySQLのビルド自体を変更しないのであれば、ユーザーデータのバックアップを作成し、既存のバイナリを削除して、ULNから提供されるバイナリに置き換えるだけで対応できます。
しかし、ビルドを変更する場合には、データのバックアップをダンプ形式(mysqldump、mysqlpump、またはMySQL Shellのバックアップユーティリティによる出力)で取得する必要があります。これは、新しいバイナリを配置した後にデータを再構築する際に必要となるためです。事前にダンプを取得しておくことで、移行時のトラブルにも迅速に対応できます。
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