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MySQLのEXPLAINコマンドでクエリの実行計画を確認する方法

MySQLのEXPLAINコマンドとは

MySQLのEXPLAINは、クエリがどのように実行されるかを示す「実行計画」を表示するためのコマンドです。SELECT、INSERT、DELETE、REPLACE、UPDATEなど、さまざまなステートメントの先頭に付けて利用できます。

データベースのパフォーマンスを低下させる原因のひとつが「フルテーブルスキャン」です。これを防ぐには、適切にインデックスを設定することが重要になります。ここでは、実際にテーブルを作成し、インデックスを追加して、EXPLAINで実行計画を確認する一連の手順を見ていきましょう。

1. テーブルを作成する

まず、サンプル用のテーブルを作成します。

mysql> create table DemoTable1488
    -> (
    -> StudentId int,
    -> StudentName varchar(20),
    -> StudentAge int
    -> );
Query OK, 0 rows affected (2.18 sec)

2. インデックスを作成する

次に、StudentId列に対してインデックスを作成します。フルテーブルスキャンを避けるために欠かせない作業です。

mysql> create index student_id_index on DemoTable1488(StudentId);
Query OK, 0 rows affected (0.90 sec)
Records: 0  Duplicates: 0  Warnings: 0

3. レコードを挿入する

INSERT文を使って、テーブルにいくつかのレコードを追加します。

mysql> insert into DemoTable1488 values(101,'Sam',21);
Query OK, 1 row affected (0.32 sec)
mysql> insert into DemoTable1488 values(102,'Bob',23);
Query OK, 1 row affected (0.23 sec)
mysql> insert into DemoTable1488 values(103,'David',20);
Query OK, 1 row affected (0.21 sec)

4. レコードを表示する

SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。

mysql> select * from DemoTable1488;

実行結果は以下の通りです。

+-----------+-------------+------------+
| StudentId | StudentName | StudentAge |
+-----------+-------------+------------+
|       101 | Sam         |         21 |
|       102 | Bob         |         23 |
|       103 | David       |         20 |
+-----------+-------------+------------+
3 rows in set (0.00 sec)

5. EXPLAINで実行計画を確認する

それでは、SELECT文の先頭にEXPLAINを付けて実行してみます。

mysql> explain select * from DemoTable1488 where StudentId=1;

実行結果は以下の通りです。

+----+-------------+---------------+------------+------+------------------+------------------+---------+-------+------+----------+-------+
| id | select_type | table         | partitions | type | possible_keys    | key              | key_len | ref   | rows | filtered | Extra |
+----+-------------+---------------+------------+------+------------------+------------------+---------+-------+------+----------+-------+
|  1 | SIMPLE      | DemoTable1488 | NULL       | ref  | student_id_index | student_id_index | 5       | const |    1 | 100.00   | NULL  |
+----+-------------+---------------+------------+------+------------------+------------------+---------+-------+------+----------+-------+
1 row in set, 1 warning (0.00 sec)

実行計画の主な出力項目の見方

  • type: 「ref」と表示されていればインデックスが使用されていることを意味します。「ALL」の場合はフルテーブルスキャンが発生しているサインです。
  • possible_keys: 利用候補となり得るインデックスの一覧です。
  • key: 実際に使用されたインデックス。この例では「student_id_index」が使われています。
  • rows: 調査が必要と推定される行数です。数値が小さいほど効率的です。
  • filtered: 条件によって絞り込まれる行の割合(%)です。

このようにEXPLAINを活用することで、クエリがインデックスを正しく利用しているかどうかを事前に確認できます。動作の遅いクエリのボトルネック特定やチューニングを行う際の強力なツールとなるので、ぜひ日常的な開発や運用で活用してください。

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