SELECTでテーブル全体を返すMySQLストアドプロシージャの作成方法
MySQLでは、ストアドプロシージャ内でSELECT文を実行することで、引数で渡した条件に一致するレコード(この例ではテーブル全体)を結果として返すことができます。ここでは、テーブルの作成からプロシージャの呼び出しまで、手順を追って解説します。
1. サンプルテーブルの作成
まず、テーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable1971 ( StudentId int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, StudentName varchar(20), StudentPassword int ); Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
2. レコードの挿入
insertコマンドを使って、テーブルにいくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into DemoTable1971(StudentName,StudentPassword) values('John','123456');
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
mysql> insert into DemoTable1971(StudentName,StudentPassword) values('Chris','123456');
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
mysql> insert into DemoTable1971(StudentName,StudentPassword) values('David','123456');
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
mysql> insert into DemoTable1971(StudentName,StudentPassword) values('Mike','123456');
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
3. テーブルの内容を確認
select文でテーブルの全レコードを表示して確認します。
mysql> select * from DemoTable1971;
実行すると、次のような出力が得られます。
+-----------+-------------+-----------------+ | StudentId | StudentName | StudentPassword | +-----------+-------------+-----------------+ | 1 | John | 123456 | | 2 | Chris | 123456 | | 3 | David | 123456 | | 4 | Mike | 123456 | +-----------+-------------+-----------------+ 4 rows in set (0.00 sec)
4. ストアドプロシージャの作成
続いて、ストアドプロシージャを作成するクエリです。まずdelimiterを「//」に変更してから、CREATE PROCEDURE文でプロシージャを定義します。
mysql> delimiter // mysql> create procedure returnAll(pass varchar(30)) begin select * from DemoTable1971 where StudentPassword=pass; end // Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> delimiter ;
ポイント: delimiter文は、プロシージャ本体に含まれる「;」をMySQLの文の終端と誤認識しないようにするために使用します。定義が完了したら、忘れずにdelimiterを元の「;」へ戻しておきましょう。
5. ストアドプロシージャの呼び出し
作成したストアドプロシージャは、CALLコマンドで呼び出すことができます。
mysql> call returnAll('123456');
実行すると、StudentPasswordが引数「123456」と一致するレコード、つまりこの場合はテーブル全体が表示されます。
+-----------+-------------+-----------------+ | StudentId | StudentName | StudentPassword | +-----------+-------------+-----------------+ | 1 | John | 123456 | | 2 | Chris | 123456 | | 3 | David | 123456 | | 4 | Mike | 123456 | +-----------+-------------+-----------------+ 4 rows in set (0.00 sec) Query OK, 0 rows affected, 1 warning (0.00 sec)
まとめ
このように、ストアドプロシージャ内でSELECT文を使えば、引数で渡した条件に一致するレコード一式を簡単に取得できます。アプリケーション側からはCALL文を呼び出すだけで済むため、SQLの再利用性や保守性が向上するというメリットもあります。ぜひ実際の開発でも活用してみてください。
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