MySQLストアドプロシージャでNULL値にカスタム値を設定する方法(IS NULLを使ったWHERE句)
NULL値へのカスタム値設定の基本
NULL値にカスタム値を設定するには、ストアドプロシージャ内でUPDATEコマンドとIS NULL演算子を組み合わせて使用します。通常の「= NULL」では比較できないNULLも、「IS NULL」を使えば正確に抽出できます。ここでは、テーブル作成からストアドプロシージャの実行まで、具体的な手順をサンプルコード付きで解説します。
1. サンプルテーブルの作成
まず、以下のコマンドでテーブルを作成しましょう。
mysql> create table DemoTable
(
Id int,
FirstName varchar(50)
);
Query OK, 0 rows affected (0.67 sec)
2. レコードの挿入
次に、INSERTコマンドを使ってテーブルにレコードを挿入します。意図的にNULLを含むレコードも登録しておきます。
mysql> insert into DemoTable values(100,'Chris');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into DemoTable values(101,NULL);
Query OK, 1 row affected (0.20 sec)
mysql> insert into DemoTable values(102,'Mike');
Query OK, 1 row affected (0.38 sec)
mysql> insert into DemoTable values(103,NULL);
Query OK, 1 row affected (0.74 sec)
3. 挿入したレコードの確認
SELECTステートメントでテーブル内の全レコードを表示します。
mysql> select *from DemoTable;
以下のような出力が得られます。
+------+-----------+
| Id | FirstName |
+------+-----------+
| 100 | Chris |
| 101 | NULL |
| 102 | Mike |
| 103 | NULL |
+------+-----------+
4 rows in set (0.00 sec)
4. ストアドプロシージャの作成
続いて、ストアドプロシージャを作成します。ポイントは、WHERE句に「FirstName IS NULL」という条件を指定することです。これにより、NULLが格納されているレコードのみが更新対象になります。
mysql> DELIMITER //
mysql> create procedure where_clauseProc()
BEGIN
update DemoTable set FirstName='Robert' where FirstName IS NULL;
END //
Query OK, 0 rows affected (4.11 sec)
mysql> DELIMITER ;
5. ストアドプロシージャの呼び出し
作成したストアドプロシージャは、CALLコマンドで呼び出して実行します。
mysql> call where_clauseProc();
Query OK, 2 rows affected (0.10 sec)
6. 更新結果の確認
最後に、もう一度SELECTステートメントでテーブルの内容を確認してみましょう。
mysql> select *from DemoTable;
実行結果は以下のとおりです。
+------+-----------+
| Id | FirstName |
+------+-----------+
| 100 | Chris |
| 101 | Robert |
| 102 | Mike |
| 103 | Robert |
+------+-----------+
4 rows in set (0.00 sec)
このように、NULLだったFirstNameの値がすべて「Robert」に更新されました。IS NULLを活用することで、NULL値を含むレコードだけを安全かつ効率的に一括更新できます。データクレンジングや初期値の補完など、実務でもよく使われるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
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