MySQLでテーブルのNULL値にのみ値を設定する方法(IFNULL活用)
MySQLでNULL値だけに値を設定するには
MySQLのテーブルに含まれるNULL値だけを検出して、別の値に置き換えたいケースはよくあります。そんなときに便利なのがIFNULL関数です。IFNULLはNULL値をチェックし、NULLであれば指定した値を返します。これをUPDATE文のSET句と組み合わせることで、NULL値のみを効率的に更新できます。
以下、具体的な手順をサンプルとともに解説します。
1. テーブルを作成する
まず、CREATE TABLE文でサンプル用のテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable817(Value int);
Query OK, 0 rows affected (0.53 sec)
2. レコードを挿入する
次に、INSERT文を使って値とNULLを含むレコードをいくつか挿入します。
mysql> insert into DemoTable817 values(10);
Query OK, 1 row affected (0.13 sec)
mysql> insert into DemoTable817 values(null);
Query OK, 1 row affected (0.09 sec)
mysql> insert into DemoTable817 values(20);
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> insert into DemoTable817 values(null);
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
3. テーブルの内容を確認する
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from DemoTable817;
実行結果は以下のとおりです。2つのNULL値が含まれていることがわかります。
+-------+
| Value |
+-------+
| 10 |
| NULL |
| 20 |
| NULL |
+-------+
4 rows in set (0.00 sec)
4. IFNULLでNULL値のみを更新する
NULL値にのみ値を設定するためのクエリがこちらです。IFNULL(Value, 0)により、ValueがNULLの場合だけ0に置き換えられます。
mysql> update DemoTable817 set Value=IFNULL(Value,0);
Query OK, 2 rows affected (0.17 sec)
Rows matched: 4 Changed: 2 Warnings: 0
実行結果を見ると、「Rows matched: 4(該当行は4行)」「Changed: 2(実際に変更されたのは2行)」となっており、既存の値(10と20)はそのまま維持され、NULL値の2行だけが更新されたことが確認できます。
5. 更新結果を確認する
もう一度テーブルの内容を表示してみましょう。
mysql> select *from DemoTable817;
実行結果は以下のとおりです。NULLだった行がすべて0に置き換わっています。
+-------+
| Value |
+-------+
| 10 |
| 0 |
| 20 |
| 0 |
+-------+
4 rows in set (0.00 sec)
まとめ
このように、IFNULL関数とUPDATE文を組み合わせることで、NULL値のみを対象に値を設定できます。既存のNULL以外のデータは影響を受けないため、データクレンジングや初期値の設定など、さまざまな場面で活用できるテクニックです。なお、MySQL 8.0以降ではCOALESCE関数を使っても同じ結果が得られますので、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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