MySQLで「キーキャッシュによる修復(repair with keycache)」を回避する方法
MySQLのMyISAMテーブルに対して大規模なインデックス操作を行うと、「repair with keycache」というメッセージが表示され、処理が非常に遅くなることがあります。これを回避するには、CREATE TABLE ... AS SELECT構文で新しいテーブルを作成し、その後にALTER TABLEでインデックスを追加するという手順が有効です。
回避のための基本構文
create table 新しいテーブル名 as (select * from 元のテーブル名); alter table 新しいテーブル名 add index(カラム名);
それでは、実際の手順をサンプルを使って確認していきましょう。
ステップ1:テーブルの作成
まず、サンプル用のテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable
(
StudentId int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
StudentFirstName varchar(20),
StudentLastName varchar(20)
);
Query OK, 0 rows affected (0.24 sec)ステップ2:レコードの挿入
INSERTコマンドを使って、テーブルにレコードを挿入します。
mysql> insert into DemoTable(StudentFirstName,StudentLastName) values('John','Doe');
Query OK, 1 row affected (0.05 sec)
mysql> insert into DemoTable(StudentFirstName,StudentLastName) values('David','Miller');
Query OK, 1 row affected (0.05 sec)ステップ3:レコードの表示
SELECT文でテーブル内のすべてのレコードを表示して確認します。
mysql> select *from DemoTable;
実行結果は以下のとおりです。
+-----------+------------------+-----------------+ | StudentId | StudentFirstName | StudentLastName | +-----------+------------------+-----------------+ | 1 | John | Doe | | 2 | David | Miller | +-----------+------------------+-----------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
「キーキャッシュによる修復」を回避する手順
手順1:CREATE TABLE ... AS SELECTでテーブルを作成
以下のクエリを実行すると、既存テーブルのデータをコピーした新しいテーブルが作成されます。この方法ではインデックスを含めずにデータだけを移すため、後からインデックスを追加しても高速に処理されます。
mysql> create table DemoTable as (select *from DemoTable); Query OK, 2 rows affected (0.34 sec) Records: 2 Duplicates: 0 Warnings: 0
手順2:ALTER TABLEでインデックスを追加
続いて、ALTER TABLE文を使用してインデックスを追加します。
mysql> alter table DemoTable add index(StudentFirstName); Query OK, 2 rows affected (0.57 sec) Records: 2 Duplicates: 0 Warnings: 0
まとめ
インデックス付きのテーブルを直接修復・再構築すると、MySQLはキーキャッシュ(keycache)経由での修復を行い、大量のデータがある場合に大幅な時間がかかります。上記のように一度インデックスなしでテーブルを作り直し、その後にインデックスを追加することで、ソートバッファを活用した高速なインデックス構築が可能になり、「repair with keycache」を回避できます。特に大きなテーブルを扱う際には、この手法を覚えておくと便利です。
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