MySQLクエリで使える独自の関数(ユーザー定義関数)の作成方法
はい、MySQLでは独自の関数(ユーザー定義関数)を作成し、クエリの中で使用することができます。カスタム関数を定義するには CREATE FUNCTION ステートメントを使用します。
独自関数を作成する基本構文
DELIMITER //
CREATE FUNCTION 関数名(引数 データ型, ...) RETURNS 戻り値のデータ型
DETERMINISTIC NO SQL
BEGIN
処理1;
...
処理N;
END
//
DELIMITER ;
各キーワードの意味は以下のとおりです。
- DETERMINISTIC:同じ入力に対して常に同じ結果を返すことを示します。バイナリログが有効な環境では、この宣言がないとエラーになる場合があります。
- NO SQL:関数内でSQL文(データの読み書き)を実行しないことを示します。
実際にカスタム関数を作成してみる
ここでは、氏名(フルネーム)から名前(ファーストネーム)だけを取り出す get_First_Name 関数を作成します。
mysql> DELIMITER //
mysql> CREATE FUNCTION get_First_Name(Name VARCHAR(255)) RETURNS VARCHAR(255)
DETERMINISTIC
NO SQL
BEGIN
RETURN LEFT(Name, LOCATE(' ', Name) - 1);
END
//
Query OK, 0 rows affected (0.20 sec)
mysql> DELIMITER ;
この関数では、LOCATE() でスペースの位置を検索し、LEFT() を使ってスペースより前の文字列(名前部分)を返しています。
作成した関数をSELECT文で呼び出す
定義した関数は、組み込み関数と同じようにSELECT文から呼び出せます。
mysql> SELECT get_First_Name('David Miller');実行結果は以下のようになります。
+--------------------------------+
| get_First_Name('David Miller') |
+--------------------------------+
| David |
+--------------------------------+
1 row in set (0.00 sec)
このように、よく使う文字列操作や計算処理を関数としてまとめておけば、クエリの可読性が向上し、コードの再利用も容易になります。なお、不要になった関数は DROP FUNCTION 関数名; で削除できます。
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