MySQLエラー「'OPTION SQL_SELECT_LIMIT=10'付近で正しい構文を使用してください」の原因と解決方法
MySQLで「OPTION SQL_SELECT_LIMIT」エラーが発生する理由
MySQLで「You have an error in your SQL syntax... near 'OPTION SQL_SELECT_LIMIT=10'」というエラーに遭遇したことはありませんか?このエラーは、古い構文である SET OPTION を使用したことが原因です。SET OPTION はすでに非推奨(deprecated)となっており、現在のMySQLバージョンでは利用できません。
代わりに、SET SQL_SELECT_LIMIT コマンドを使用しましょう。これにより、SELECT文が返す最大行数をセッション単位で制御できます。
正しい構文
正しい書き方は以下のとおりです。
SET SQL_SELECT_LIMIT=yourIntegerValue;
実際に動作を確認してみよう
それでは、サンプルテーブルを作成して動作を確認します。まずはテーブルを作成するクエリです。
mysql> create table MySQLSelectDemo
-> (
-> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.99 sec)
次に、INSERTコマンドを使ってレコードを挿入します。VALUES()を繰り返し指定することで、自動採番されたIdを持つ複数行を一括登録できます。
mysql> INSERT INTO MySQLSelectDemo VALUES(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),(),();
Query OK, 37 rows affected (0.20 sec)
Records: 37 Duplicates: 0 Warnings: 0
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> SELECT *FROM MySQLSelectDemo;
実行結果は以下のとおりです。
+----+
| Id |
+----+
| 1 |
| 2 |
| 3 |
| 4 |
| 5 |
| 6 |
| 7 |
| 8 |
| 9 |
| 10 |
| 11 |
| 12 |
| 13 |
| 14 |
| 15 |
| 16 |
| 17 |
| 18 |
| 19 |
| 20 |
| 21 |
| 22 |
| 23 |
| 24 |
| 25 |
| 26 |
| 27 |
| 28 |
| 29 |
| 30 |
| 31 |
| 32 |
| 33 |
| 34 |
| 35 |
| 36 |
| 37 |
+----+
37 rows in set (0.00 sec)
全37件のレコードが登録されていることが確認できました。ここから、SQL_SELECT_LIMITを設定した場合の挙動を見ていきます。
ケース1:SQL_SELECT_LIMITを3に設定する
まずは、取得上限を3件に設定してみます。
mysql> SET SQL_SELECT_LIMIT=3;
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
設定後、テーブルのレコードを確認すると、以下のように3件だけが返されます。
mysql> SELECT *FROM MySQLSelectDemo;
実行結果:
+----+
| Id |
+----+
| 1 |
| 2 |
| 3 |
+----+
3 rows in set (0.00 sec)
ケース2:SQL_SELECT_LIMITを10に設定する
次に、上限を10件に変更してみます。
mysql> SET SQL_SELECT_LIMIT=10;
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
この状態で再度SELECT文を実行すると、10件のレコードのみが取得できます。
mysql> SELECT *FROM MySQLSelectDemo;
実行結果:
+----+
| Id |
+----+
| 1 |
| 2 |
| 3 |
| 4 |
| 5 |
| 6 |
| 7 |
| 8 |
| 9 |
| 10 |
+----+
10 rows in set (0.00 sec)
まとめ
「OPTION SQL_SELECT_LIMIT」に関する構文エラーは、非推奨となった SET OPTION の使用が原因です。SET SQL_SELECT_LIMIT=値; という正しい構文に置き換えることで解決できます。この設定はセッション単位で有効になり、すべてのSELECT文の戻り行数を制限します。なお、特定のクエリだけ行数を制限したい場合は、通常どおり LIMIT 句を使う方法も検討するとよいでしょう。
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