CallableStatementで関数を呼び出す方法をJDBCのサンプルコードでわかりやすく解説
ストアドプロシージャと同様に、データベース内に関数(ファンクション)を作成して保存することもできます。この記事では、MySQLでの関数の作成方法と、JDBCのCallableStatementを使ってその関数を呼び出す手順を、具体的なサンプルコードとともに詳しく解説します。
MySQLで関数を作成する構文
MySQLデータベースに関数を作成する場合の基本構文は以下の通りです。
CREATE FUNCTION 関数名(入力引数) RETURNS 戻り値の型
BEGIN
変数の宣言;
処理文 . . . . . . . . . .
return 戻り値;
ENDサンプルテーブルの準備
ここでは、データベースに以下のような内容を持つ Emp テーブルが存在するものとして説明を進めます。
+--------+------------+----------------+ | Name | DOB | Location | +--------+------------+----------------+ | Amit | 1970-01-08 | Hyderabad | | Sumith | 1970-01-08 | Vishakhapatnam | | Sudha | 1970-01-05 | Vijayawada | +--------+------------+----------------+
関数の作成例:getDob()
以下は関数作成の具体例です。ここでは getDob() という名前の関数を作成しています。この関数は従業員の名前を受け取り、該当するレコードのDOB(生年月日)カラムの値を取得して返します。
CREATE FUNCTION getDob(emp_name VARCHAR(50)) RETURNS DATE BEGIN declare dateOfBirth DATE; select DOB into dateOfBirth from EMP where Name = emp_name; return dateOfBirth; END
JDBCでCallableStatementを使って関数を呼び出す手順
ストアドプロシージャと同じように、CallableStatementオブジェクトを使用すれば関数も呼び出せます。JDBCプログラムから関数を呼び出すには、以下の手順が必要です。
データベースに接続する。
CallableStatementオブジェクトを作成し、コンストラクタに関数呼び出しを文字列形式で渡す。
プレースホルダー(?)に値を設定する。
Callableステートメントを実行する。
関数呼び出しのクエリ構文
JDBCから関数を呼び出す際のクエリは次のように記述します。
{? = call getDob(?)}ご覧の通り、このクエリにはPreparedStatementやCallableStatementと同様にプレースホルダー(?)が含まれています。
上記のクエリでは、最初のプレースホルダーが関数の戻り値を表し、2番目のプレースホルダーが入力パラメータを表します。
戻り値用プレースホルダーの登録
戻り値を表すプレースホルダーは、CallableStatementインターフェースのregisterOutParameter()メソッドを使って、出力パラメータとして登録する必要があります。このメソッドには、プレースホルダーの位置を表す整数値と、パラメータのSQL型を表す整数値を渡します。
cstmt.registerOutParameter(1, Types.DATE);
また、getDob()関数がVARCHAR型の値を受け取るため、setString()メソッドを使って入力パラメータに値を設定します。
完全なJDBCプログラム例
以下のJDBCプログラムは、関数getDobを実行し、結果を取得する完全なコード例です。
import java.sql.CallableStatement;
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.SQLException;
import java.sql.Types;
public class CallingFunctionsUsingCallable2 {
public static void main(String args[]) throws SQLException {
// ドライバの登録
DriverManager.registerDriver(new com.mysql.jdbc.Driver());
// 接続の取得
String mysqlUrl = "jdbc:mysql://localhost/sampleDB";
Connection con = DriverManager.getConnection(mysqlUrl, "root", "password");
System.out.println("Connection established......");
// CallableStatementの準備
CallableStatement cstmt = con.prepareCall("{? = call getDob(?)}");
cstmt.registerOutParameter(1, Types.DATE);
cstmt.setString(2, "Amit");
cstmt.execute();
System.out.print("Date of birth: "+cstmt.getDate(1));
}
}実行結果
上記プログラムを実行すると、以下のような出力が得られます。
Connection established...... Date of birth: 1970-01-08
このように、CallableStatementを活用することで、データベースに保存された関数をJavaアプリケーションから簡単に呼び出し、戻り値を取得することができます。ストアドプロシージャとの主な違いは、関数が必ず戻り値を返す点であり、そのため最初のプレースホルダーを出力パラメータとして登録する必要がある点に注意してください。
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