MySQLでNULLを許可しつつデフォルト値を空文字列(NULLではない)に設定したカラムを作成する方法
NULLを許可し、デフォルト値が空文字列のカラムを作るには
テーブルに「NULLは許可するが、デフォルト値にはNULLではなく空文字列('')を設定する」カラムを追加したい場合は、DEFAULTキーワードを使用します。構文は以下の通りです。
ALTER TABLE テーブル名 ADD カラム名 データ型 NULL DEFAULT '';
それでは、実際の例を見ていきましょう。
1. サンプルテーブルの作成
まず、動作を確認するためのテーブルを作成します。テーブル作成のクエリは以下の通りです。
mysql> CREATE TABLE AllowNullDefaulNotNullDemo
-> (
-> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> UserName varchar(20),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.65 sec)2. NULLを許可し、デフォルト値に空文字列を設定したカラムを追加
次に、「NULLを許可しつつ、デフォルト値として空文字列(NOT NULLではなく)を持つ」新しいカラムを追加します。クエリは以下の通りです。
mysql> ALTER TABLE AllowNullDefaulNotNullDemo
ADD UserAddress varchar(20) NULL DEFAULT '';
Query OK, 0 rows affected (1.04 sec)
Records: 0 Duplicates: 0 Warnings: 03. テーブル構造の確認
DESCコマンドを使って、テーブルの構造を確認してみましょう。
mysql> DESC AllowNullDefaulNotNullDemo;
実行結果は以下の通りです。
+-------------+-------------+------+-----+---------+----------------+ | Field | Type | Null | Key | Default | Extra | +-------------+-------------+------+-----+---------+----------------+ | Id | int(11) | NO | PRI | NULL | auto_increment | | UserName | varchar(20) | YES | | NULL | | | UserAddress | varchar(20) | YES | | | | +-------------+-------------+------+-----+---------+----------------+ 3 rows in set (0.17 sec)
出力結果を見ると、UserAddressカラムはNull列が「YES」(NULL許可)でありながら、Default列が空欄(空文字列)になっていることが確認できます。UserNameカラムのようにデフォルト値がNULLとはなっていません。
4. レコードの挿入と動作確認
それでは、INSERT文を使ってレコードを挿入し、動作を確認してみましょう。UserAddressカラムにはNULLも挿入できますし、指定しなければ空文字列がデフォルトで設定されます。
mysql> INSERT INTO AllowNullDefaulNotNullDemo(UserAddress) VALUES('US');
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
mysql> INSERT INTO AllowNullDefaulNotNullDemo(UserAddress) VALUES(NULL);
Query OK, 1 row affected (0.16 sec)
mysql> INSERT INTO AllowNullDefaulNotNullDemo() VALUES();
Query OK, 1 row affected (0.12 sec)3つのレコードを挿入しました。それぞれ以下のような意味があります。
- 1件目:明示的に「US」を挿入
- 2件目:明示的にNULLを挿入
- 3件目:
UserAddressを指定せずに挿入(デフォルト値の空文字列が適用される)
5. 挿入結果の確認
新しく追加したUserAddressカラムの値をSELECT文で確認してみます。
mysql> SELECT UserAddress FROM AllowNullDefaulNotNullDemo;
実行結果は以下の通りです。
+-------------+ | UserAddress | +-------------+ | US | | NULL | | | +-------------+ 3 rows in set (0.00 sec)
まとめ
このように、カラム定義時にNULL DEFAULT ''と指定することで、NULL値を明示的に挿入することもできる一方、値を指定しなかった場合にはNULLではなく空文字列が自動的に設定されるカラムを作成できます。データの整合性を保ちたい場合や、NULLと空文字列を区別して扱いたい場合に有効なテクニックですので、ぜひ活用してみてください。
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