データベースのPRICEフィールドはintやfloatで保存すべき?正解はDECIMAL型
価格フィールドにはDECIMAL型を使うのがベストプラクティス
データベースに価格(PRICE)フィールドを保存する際、「int型」や「float型」を選ぶ必要はありません。最適な選択肢はDECIMAL()型です。
多くの場合、整数値でも浮動小数点数を表現できますが、MySQLでは内部的にDECIMAL型へキャストされます。そのため、PRICEのような金額を扱うフィールドには、常にDECIMAL型を使用することをおすすめします。
なぜfloat型ではなくDECIMAL型なのか?
float型やdouble型は浮動小数点数を近似値として格納するため、金額の計算において誤差が発生する可能性があります。例えば「0.1 + 0.2」が厳密に「0.3」にならないといった問題です。
一方、DECIMAL型は数値を正確な10進数として保存するため、誤差なく金額を扱えます。金融・決済システムなど、精度が求められる場面では必須のデータ型といえるでしょう。
DECIMAL(M, D) の構文
DECIMAL型の基本的な構文は以下の通りです。
DECIMAL(M,D);
- M:全体の桁数(TotalNumberOfDigit)
- D:小数点以下の桁数(NumberOfDigitAfterDecimalPoint)
例えば DECIMAL(18,2) なら、最大18桁の数値のうち、小数点以下2桁までを正確に保存できます。
実際にテーブルを作成してみよう
それでは、PRICEフィールドをDECIMAL型として持つテーブルを作成し、概念を理解していきましょう。
1. テーブルの作成
mysql> create table Decimal_Demo -> ( -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT, -> PRICE DECIMAL(18,2), -> PRIMARY KEY(Id) -> ); Query OK, 0 rows affected (1.63 sec)
ここでは DECIMAL(18,2) を指定することで、小数点以下2桁の高精度な価格データを扱えるようにしています。
2. レコードの挿入
INSERTコマンドを使って、いくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into Decimal_Demo(PRICE) values(99999999999999.99); Query OK, 1 row affected (0.11 sec) mysql> insert into Decimal_Demo(PRICE) values(10000000000000.99); Query OK, 1 row affected (0.36 sec)
14桁以上の大きな金額でも、小数点以下まで正確に登録できていることがわかります。
3. データの確認
SELECT文でテーブル内の全レコードを表示します。
mysql> select *from Decimal_Demo;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------------------+ | Id | PRICE | +----+-------------------+ | 1 | 99999999999999.99 | | 2 | 10000000000000.99 | +----+-------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
まとめ
価格などの金額データを保存する場合は、int型やfloat型ではなくDECIMAL型を使用しましょう。DECIMAL(M, D)の形式で桁数を指定すれば、float型特有の丸め誤差を気にすることなく、正確な金額管理が可能になります。特にECサイトや請求システムなど、お金を扱うアプリケーション開発では、この選択がデータの信頼性を大きく左右します。
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