MySQLでINT型カラムの値を一瞬で切り替える(トグルする)方法
MySQLでは、UPDATE文とIF()関数を組み合わせることで、INT型カラムの値(0と1など)をたった1つのクエリで切り替える(トグルする)ことができます。ON/OFFのフラグ管理などで頻繁に使われるテクニックなので、覚えておくと非常に便利です。
基本的な切り替え構文
INT型カラムの値を反転させるには、以下のようにIF()関数を使ったUPDATE文を実行します。
UPDATE テーブル名
SET カラム名 = IF(カラム名 = 0, 1, 0);
この構文の意味は、「カラムの値が0であれば1に更新し、そうでなければ0に更新する」です。これにより、0と1の値が実行するたびに入れ替わります。
実際に試してみよう
ここからは、サンプルテーブルを作成して、実際に値が切り替わる様子を確認していきます。
1. サンプルテーブルの作成
まず、0と1の値を格納するためのテーブル「ToggleDemo」を作成します。
mysql> CREATE TABLE ToggleDemo
-> (
-> IsOnOrOff INT
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.53 sec)
2. テストデータの挿入
続いて、INSERT文で0と1の値を交互に挿入していきます。
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(1);
Query OK, 1 row affected (0.25 sec)
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(0);
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(1);
Query OK, 1 row affected (0.17 sec)
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(0);
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(1);
Query OK, 1 row affected (0.10 sec)
mysql> INSERT INTO ToggleDemo VALUES(0);
Query OK, 1 row affected (0.09 sec)
3. 挿入したデータの確認
SELECT文で全レコードを表示し、現在の状態を確認しましょう。
mysql> SELECT * FROM ToggleDemo;
実行結果は以下の通りです。
+-----------+
| IsOnOrOff |
+-----------+
| 1 |
| 0 |
| 1 |
| 0 |
| 1 |
| 0 |
+-----------+
6 rows in set (0.00 sec)
UPDATE文で値を一括切り替えする
それでは、冒頭で紹介したIF()関数を使った構文を実行して、すべての行の値を切り替えてみましょう。
mysql> UPDATE ToggleDemo
-> SET IsOnOrOff = IF(IsOnOrOff = 0, 1, 0);
Query OK, 6 rows affected (0.12 sec)
Rows matched: 6 Changed: 6 Warnings: 0
「Changed: 6」と表示されているので、6件すべての行が更新されたことが分かります。
切り替え結果の確認
もう一度SELECT文を実行して、値が正しく反転しているかチェックします。
mysql> SELECT * FROM ToggleDemo;
実行結果は以下の通りです。
+-----------+
| IsOnOrOff |
+-----------+
| 0 |
| 1 |
| 0 |
| 1 |
| 0 |
| 1 |
+-----------+
6 rows in set (0.00 sec)
元々1だった行は0に、0だった行は1に切り替わっており、トグル処理が成功していることが確認できました。
補足:別の書き方での切り替え方法
IF()関数以外にも、算術演算を使って同様の切り替えを行う方法があります。
-- 減算を使う方法
UPDATE ToggleDemo SET IsOnOrOff = 1 - IsOnOrOff;
-- XOR演算を使う方法
UPDATE ToggleDemo SET IsOnOrOff = IsOnOrOff XOR 1;
なお、IF()関数を使った方法の場合、カラムに0や1以外の値(例:5やNULL以外の任意の数値)が入っていても強制的に0へ更新される点に注意してください。0と1のみを扱うフラグカラムであれば、どの方法でも問題なく動作します。
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