MySQLストアドプロシージャで文字列を分割し、各値をループ処理する方法
MySQLのストアドプロシージャ内で文字列を分割し、すべての値に対してループ処理を行いたい場合、REPLACE()関数を使用する必要はありません。SUBSTRING_INDEX()関数とLOOP文を組み合わせることで実現できます。手順としては、まずストアドプロシージャを作成し、次にデータを格納するテーブルを作成してから、値を渡してプロシージャを呼び出します。すると、分割された各値が順番にテーブルへ挿入されます。
ストアドプロシージャの作成
文字列を分割するストアドプロシージャを作成するクエリは以下の通りです。カンマ区切りの文字列を受け取り、先頭の要素を取り出してはテーブルに挿入し、処理済みの部分を削りながらループを回す仕組みになっています。
mysql> DELIMITER //
mysql> CREATE PROCEDURE SP_SplitString(Value longtext)
-> BEGIN
-> DECLARE front TEXT DEFAULT NULL;
-> DECLARE frontlen INT DEFAULT NULL;
-> DECLARE TempValue TEXT DEFAULT NULL;
-> iterator:
-> LOOP
-> IF LENGTH(TRIM(Value)) = 0 OR Value IS NULL THEN
-> LEAVE iterator;
-> END IF;
-> SET front = SUBSTRING_INDEX(Value,',',1);
-> SET frontlen = LENGTH(front);
-> SET TempValue = TRIM(front);
-> INSERT INTO store (allValues) VALUES (TempValue);
-> SET Value = INSERT(Value,1,frontlen + 1,'');
-> END LOOP;
-> END //
Query OK, 0 rows affected (0.22 sec)
mysql> DELIMITER ;
このプロシージャのポイントは次の通りです。
- SUBSTRING_INDEX(Value, ',', 1): カンマ区切りの文字列から最初の要素を取得します。
- TRIM(): 要素の前後にある余分な空白を除去します。
- INSERT(Value, 1, frontlen + 1, ''): 処理済みの要素と区切り文字を元の文字列から削除し、残りの部分だけを次のループに渡します。
- LEAVE iterator: 文字列が空になった場合やNULLの場合にループを抜けます。
データ格納用テーブルの作成
次に、ストアドプロシージャで分割された値を保存するテーブルを作成します。テーブル作成のクエリは以下の通りです。
mysql> CREATE TABLE store( -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT, -> allValues varchar(30), -> PRIMARY KEY(Id) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.63 sec)
テーブルの初期状態を確認
テーブル内のすべてのレコードを表示して、初期状態を確認しておきましょう。
mysql> select *from store; Empty set (0.00 sec)
この時点では、テーブルにはまだ何のレコードも存在していません。
ストアドプロシージャの呼び出し
CALLコマンドを使ってストアドプロシージャを呼び出します。引数としてカンマ区切りの文字列を渡します。
mysql> call SP_SplitString('Hi,Hello,Good Morning,Bye');
Query OK, 1 row affected (1.02 sec)
実行結果の確認
ストアドプロシージャを呼び出した後、改めてテーブルのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from store;
以下が出力結果です。
+----+--------------+ | Id | allValues | +----+--------------+ | 1 | Hi | | 2 | Hello | | 3 | Good Morning | | 4 | Bye | +----+--------------+ 4 rows in set (0.00 sec)
このように、「Hi」「Hello」「Good Morning」「Bye」の4つの値がカンマで正しく分割され、それぞれ個別のレコードとしてテーブルに挿入されていることが確認できます。「Good Morning」のようにスペースを含む要素も、TRIM()によって余分な空白だけが除去され、正しく保持されます。
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