MySQLでデフォルト値に関数を使う方法|トリガーによる代替手段を解説
MySQLでは、カラムのデフォルト値として関数を直接指定することはできません。しかし、トリガー(TRIGGER)を活用することで、INSERT時に自動的に値を設定するという同等の処理を実現できます。
この記事では、実際にテーブルとトリガーを作成しながら、その具体的な手順を解説します。
1. テーブルを作成する
まず、対象となるテーブルを作成します。テーブルの作成にはCREATEコマンドを使用します。
mysql> CREATE table TbLFunctionTrigger
-> (
-> id int,
-> username varchar(100)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.55 sec)ここでは「id」と「username」の2つのカラムを持つシンプルなテーブル「TbLFunctionTrigger」を作成しました。
2. トリガー作成の基本構文
次に、トリガーを作成してデフォルト値を設定するための基本構文を確認しましょう。
CREATE TRIGGER anyName BEFORE INSERT ON yourTableName FOR EACH ROW SET new.columnname = uuid();
この構文のポイントは以下の通りです。
- BEFORE INSERT:データが挿入される前に処理を実行します。
- FOR EACH ROW:挿入される各行に対して処理が適用されます。
- new.columnname:新しく挿入される行のカラム値を参照・設定します。
3. トリガーを作成してみる
それでは、実際にトリガーを作成するクエリを実行してみましょう。
mysql> CREATE TRIGGER insertBef
-> BEFORE INSERT ON TbLFunctionTrigger
-> FOR EACH ROW
-> SET new.id = uuid();
Query OK, 0 rows affected (0.14 sec)このクエリにより、「TbLFunctionTrigger」テーブルにデータが挿入されるたびに、idカラムへ自動的にuuid()関数の結果が設定されるようになります。つまり、事実上のデフォルト値として機能するわけです。
補足:MySQL 8.0以降での注意点
なお、MySQL 8.0.13以降では、DEFAULT (式) の形式でデフォルト値に式を指定できるようになりました。例えば id VARCHAR(36) DEFAULT (uuid()) のように記述可能です。古いバージョンのMySQLを使用している場合や、より柔軟な制御が必要な場合には、本記事で紹介したトリガー方式が有効な選択肢となります。
まとめ
MySQLではデフォルト値に直接関数を指定できませんが、BEFORE INSERTトリガーを使えば、INSERT時に関数の実行結果を自動的にカラムへ設定できます。UUIDのような一意な値を自動生成したいケースなどで、ぜひ活用してみてください。
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