JavaScript関数のデフォルトパラメータの設定方法をわかりやすく解説
JavaScriptでは、関数のパラメータにデフォルト値(初期値)を簡単に設定できます。これにより、引数が渡されなかった場合やundefinedが渡された場合に、あらかじめ指定しておいた値が自動的に使用されます。
デフォルトパラメータの基本
デフォルトパラメータは、関数を定義する際にパラメータ名の後に「=(イコール)」を使ってデフォルト値を記述するだけで設定できます。書式は以下のとおりです。
function 関数名(パラメータ1, パラメータ2 = デフォルト値) {
// 処理
}この機能を活用すると、引数の省略時の動作を明確に定義でき、コードの可読性と安全性が向上します。
サンプルコード
以下は、数値を指定した値ずつ加算する関数の例です。加算値「inc」のデフォルト値を「1」に設定しています。
<html>
<body>
<script>
// inc のデフォルト値は 1
function inc(val1, inc = 1) {
return val1 + inc;
}
document.write(inc(10, 10));
document.write("<br>");
document.write(inc(10));
</script>
</body>
</html>
実行結果
20
11
コードの解説
この例では、2つの呼び出しパターンで動作の違いを確認できます。
- inc(10, 10) — 第2引数に「10」が明示的に渡されているため、デフォルト値は使われず、10 + 10 = 20 が返されます。
- inc(10) — 第2引数が省略されているため、デフォルト値の「1」が適用され、10 + 1 = 11 が返されます。
注意点
デフォルト値が適用されるのは、引数が渡されなかった場合またはundefinedが渡された場合のみです。たとえば「null」や「0」を明示的に渡した場合は、それがそのまま有効な値として扱われ、デフォルト値には置き換わりません。
このデフォルトパラメータはES6(ECMAScript 2015)で導入された機能で、主要なすべてのモダンブラウザでサポートされています。以前は関数本体内で「if (inc === undefined) inc = 1;」のように条件分岐を書く必要がありましたが、現在でははるかに簡潔に記述できるようになりました。
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