MySQLで大文字と小文字を区別した文字列比較を行う方法(BINARY演算子の使い方)
MySQLでは、デフォルトの照合順序( collation )によっては、文字列の比較が大文字と小文字を区別せずに行われます。しかし、BINARY キーワードを使用することで、大文字と小文字を厳密に区別した比較を実現できます。
この記事では、実際にテーブルを作成し、データを挿入して、大文字小文字を区別する検索を行う手順を解説します。
1. テーブルの作成
まず、CREATE文を使ってテーブルを作成します。
mysql> CREATE table InCaseSensDemo
-> (
-> Name varchar(100)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.50 sec)
2. レコードの挿入
次に、INSERT文を使ってテスト用のレコードを挿入します。意図的に大文字・小文字が混在したデータを登録しています。
mysql> INSERT into InCaseSensDemo values('JOhN');
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> INSERT into InCaseSensDemo values('bob');
Query OK, 1 row affected (0.21 sec)
mysql> INSERT into InCaseSensDemo values('BoB');
Query OK, 1 row affected (0.13 sec)
mysql> INSERT into InCaseSensDemo values('Bob');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)3. 登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> SELECT * from InCaseSensDemo;
実行結果は以下の通りです。
+------+
| Name |
+------+
| JOhN |
| bob |
| BoB |
| Bob |
+------+
4 rows in set (0.00 sec)
4. 大文字と小文字を区別して比較する方法
通常のWHERE句による比較では、「bob」「BoB」「Bob」はすべて同じ文字列として扱われる場合があります。大文字と小文字を厳密に区別して検索したい場合は、以下のように BINARY 演算子を使用します。
基本構文:
SELECT * FROM テーブル名 WHERE BINARY カラム名 = '値';
この構文を実際に適用し、小文字の「bob」と完全に一致するレコードだけを取得してみます。
mysql> SELECT * FROM InCaseSensDemo WHERE BINARY Name = 'bob';
実行結果:
+------+
| Name |
+------+
| bob |
+------+
1 row in set (0.00 sec)
ご覧の通り、「BoB」や「Bob」は除外され、小文字の「bob」と一致するレコードのみが返されました。
まとめ
- MySQLのデフォルト設定では、照合順序によって大文字と小文字が区別されないことがある。
BINARY演算子を使うことで、バイト単位の厳密な比較が可能になり、大文字と小文字を区別した検索ができる。- 構文は
WHERE BINARY カラム名 = '値'のように記述する。
なお、カラム定義時に BLOB 型やバイナリ照合順序(例: _bin)を指定しておけば、クエリごとにBINARYを付けずとも常に大文字小文字を区別する比較が可能になります。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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