MySQLで文字列を完全一致検索する方法!BINARY演算子の使い方を解説
MySQLで正確な(完全一致の)文字列を検索するには?
MySQLでは、デフォルトの照合順序(collation)によって、大文字・小文字を区別しない比較が行われることがあります。そのため、WHERE句で単純に等価比較を行うと、意図した結果と異なるレコードが返される場合があります。
このような場合は、BINARY演算子を使うことで、大文字・小文字や照合順序の影響を受けない「厳密な完全一致検索」が可能になります。基本の構文は以下のとおりです。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE BINARY カラム名 = 検索したい文字列;
それでは、実際にテーブルを作成して動作を確認してみましょう。
サンプルテーブルの作成
まず、以下のクエリでテーブルを作成します。
mysql> create table ExactSearch
-> (
-> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> UserId varchar(10),
-> UserName varchar(20),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.69 sec)テストデータの挿入
次に、INSERTコマンドを使っていくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into ExactSearch(UserId,UserName) values('USER12','John');
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> insert into ExactSearch(UserId,UserName) values('12USER','Carol');
Query OK, 1 row affected (0.20 sec)
mysql> insert into ExactSearch(UserId,UserName) values('USER123','Bob');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> insert into ExactSearch(UserId,UserName) values('USER231','Sam');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみます。
mysql> select * from ExactSearch;
実行結果は以下のとおりです。
+----+---------+----------+ | Id | UserId | UserName | +----+---------+----------+ | 1 | USER12 | John | | 2 | 12USER | Carol | | 3 | USER123 | Bob | | 4 | USER231 | Sam | +----+---------+----------+ 4 rows in set (0.00 sec)
BINARY演算子を使った完全一致検索の実行例
ここで、「USER123」という文字列をBINARY演算子を使って検索してみます。
mysql> select * from ExactSearch where binary UserId = 'USER123';
実行結果は以下のとおりです。
+----+---------+----------+ | Id | UserId | UserName | +----+---------+----------+ | 3 | USER123 | Bob | +----+---------+----------+ 1 row in set (0.00 sec)
補足:BINARY演算子を使用する際の注意点
- インデックスが使われなくなる可能性:カラムに
BINARYを適用すると、通常のインデックスが利用できず、大量データではパフォーマンスが低下する場合があります。対策として、カラム定義自体をVARCHAR BINARYにするか、バイナリ照合順序(_bin)の照合順序を指定する方法もあります。 - 大文字・小文字が完全に区別される:「USER123」で検索すると「user123」はヒットしません。仕様として望ましい動作ですが、意図しない検索漏れに注意が必要です。
このように、BINARY演算子を活用することで、MySQLでも簡単に厳密な文字列の完全一致検索を実現できます。
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