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MySQLの仮想生成列は数式によってどのように機能するのか?具体例で解説

MySQLにおける仮想生成列(Virtual Generated Column)は、テーブルに実際にはデータを保存せず、行が読み込まれるたびに数式から動的に値を計算して返す特殊なカラムです。ここでは、具体的な例を使って、仮想生成列が数式によってどのように機能するのかを分かりやすく解説します。

なお、仮想生成列は定義時にキーワード「VIRTUAL」を明示的に指定してもしなくても作成できます。キーワードを省略した場合も、デフォルトで仮想生成列として扱われます。

具体例:triangleテーブルを作成する

以下の例では、「triangle」という名前のテーブルを作成し、SideCカラムを仮想生成列として定義しています。SideCは、SideAとSideBの値をもとにSQRT関数(平方根)を使った数式から自動的に計算されます。

mysql> Create table triangle(SideA DOUBLE, SideB DOUBLE, SideC DOUBLE AS (SQRT(SideA * SideB + SideB * SideB)));
Query OK, 0 rows affected (0.44 sec)

mysql> Describe Triangle;
+-------+--------+------+-----+---------+-------------------+
| Field | Type   | Null | Key | Default | Extra             |
+-------+--------+------+-----+---------+-------------------+
| SideA | double | YES  |     | NULL    |                   |
| SideB | double | YES  |     | NULL    |                   |
| SideC | double | YES  |     | NULL    | VIRTUAL GENERATED |
+-------+--------+------+-----+---------+-------------------+
3 rows in set (0.00 sec)

上記のDESCRIBE文の出力結果を見ると、SideCカラムのExtra欄に「VIRTUAL GENERATED」と表示されていることが確認できます。これは、SideCが仮想生成列であることを示しており、通常のカラムとは異なる扱いになっています。

データを挿入して計算結果を確認する

次に、SideAとSideBに値を挿入してみます。重要なポイントは、挿入時にSideCの値を指定していない点です。それにもかかわらず、SELECT文で参照すると、定義された数式に基づいて自動的に計算された値が返されます。

mysql> INSERT INTO triangle(SideA, SideB) Values(1,1),(3,4),(6,8);
Query OK, 3 rows affected (0.15 sec)
Records: 3 Duplicates: 0 Warnings: 0

mysql> Select * from triangle;
+-------+-------+--------------------+
| SideA | SideB | SideC              |
+-------+-------+--------------------+
| 1     | 1     | 1.4142135623730951 |
| 3     | 4     | 5.291502622129181  |
| 6     | 8     | 10.583005244258363 |
+-------+-------+--------------------+
3 rows in set (0.03 sec)

まとめ

このように、MySQLの仮想生成列では、INSERT文で他のカラムの値を登録するだけで、生成列側は数式に従って自動的に値が導出されます。仮想生成列の値はディスクに保存されず、読み取りのたびにリアルタイムで計算されるため、ストレージ容量を節約できる一方、頻繁に参照する場合は計算コストが発生する点に注意が必要です。保存が必要な場合は、代わりに「STORED GENERATED COLUMN」(保存生成列)を利用するとよいでしょう。

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