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MySQLトリガーで複数のステートメントを実行する方法|BEGIN…END構文の使い方を解説

MySQLのトリガーは、BEGIN…END構文を使用することで、複数のステートメントを実行できます。BEGINブロックの中には、ストアドルーチンで許可されている他の構文、たとえば条件分岐(IF文)やループ処理なども記述することが可能です。

複数ステートメント実行の仕組み

通常、トリガー本体には1つのステートメントしか記述できませんが、BEGINとENDで囲むことで、その内部に複数のSQLステートメントをまとめて記述できるようになります。これにより、より複雑なビジネスロジックをトリガー内に実装できます。

具体例:IF条件文を含むBEFORE INSERTトリガー

以下の例では、INSERT実行前に値を検証するBEFORE INSERTトリガーを作成しています。このトリガーはIF条件文を使用して、年齢(age)の値が0未満の場合は0に、100を超える場合は100に自動的に補正します。

mysql> CREATE TRIGGER before_insert_studentage BEFORE INSERT ON student_age FOR EACH ROW
BEGIN
   IF NEW.age < 0 THEN SET NEW.age = 0;
   ELSEIF NEW.age > 100 THEN SET NEW.age = 100;
   END IF;
END //

Query OK, 0 rows affected (0.30 sec)

ポイント解説

  • FOR EACH ROW: この指定により、対象テーブルの各行に対してトリガーが起動されます。
  • NEW.age: 挿入されようとしている新しい行のageカラムの値を参照します。BEFORE INSERTトリガーでは、NEWの値を書き換えることが可能です。
  • デリミタ(//): クライアント側でステートメントの区切り文字を「//」などに変更しておくと、トリガー本体内のセミコロン(;)が誤って解釈されるのを防げます。必要に応じて DELIMITER // を事前に実行してください。

このようにBEGIN…END構文を活用すれば、条件分岐や変数操作などを組み合わせた柔軟なデータ検証・補正処理を、MySQLトリガー内で実現できます。

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