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MySQLのトランザクションとは?ACID特性と基本の使い方をわかりやすく解説

トランザクションとは、データベースに対する一連の操作を、ひとつのまとまった作業単位として実行する仕組みのことです。言い換えると、グループ内のすべての操作が成功しない限り、トランザクションは完了しません。トランザクション内のいずれかひとつでも操作が失敗した場合には、トランザクション全体が失敗したものとみなされます。

実務では、複数のSQLクエリをひとつのグループにまとめ、トランザクションの一部として一括で実行することができます。これにより、データの整合性を保ちながら安全に処理を行うことが可能になります。

トランザクションの4つの特性(ACID)

トランザクションには、ACIDという頭字語で表される、次の4つの標準的な特性があります。

1. 原子性(Atomicity)

作業単位内のすべての操作が正常に完了することを保証します。もし途中で失敗した場合には、トランザクションはその時点で中断され、それまでに実行された操作はすべて元の状態へロールバックされます。

2. 一貫性(Consistency)

トランザクションが正常にコミットされた際に、データベースが矛盾のない状態へ正しく遷移することを保証します。これにより、データベース全体の整合性が常に保たれます。

3. 独立性(Isolation)

複数のトランザクションが同時に実行されても、互いに独立して動作し、相互の処理に影響を与えないことを保証します。各トランザクションは、他のトランザクションから透過的な形で処理されます。

4. 耐久性(Durability)

コミットされたトランザクションの結果は、その後にシステム障害が発生した場合でも失われることなく、確実に保存され続けることを保証します。

MySQLでの基本的なトランザクション操作

MySQLでは、トランザクションを以下のようなSQL文で制御します。

  • BEGIN(または START TRANSACTION) … トランザクションを開始します
  • COMMIT … トランザクション内の変更を確定します
  • ROLLBACK … トランザクション内の変更を取り消し、開始前の状態に戻します

例えば、銀行の送金処理のように「一方の口座から引き落とし、もう一方の口座へ入金する」といった一連の処理では、途中で失敗した場合にROLLBACKで元に戻せるため、データの不整合を防ぐことができます。

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