MySQLの算術式でNULL値を使用すると、出力結果はどうなる?
まず前提として、NULLとは「値が存在しない」ことを意味し、ゼロ(0)とはまったく別のものです。MySQLでは、データベースのカラムにデータが格納されていない場合、そのカラムの値はNULLとして扱われます。
ここで重要なポイントは、算術式の中にNULLが含まれていると、その計算結果も必ずNULLになるという点です。足し算・引き算・掛け算・割り算など、どの演算であっても同様です。
具体例:算術式にNULLを含めた場合の出力
実際に、数値「65」とNULLを組み合わせたさまざまな演算を実行してみましょう。
mysql> Select 65/NULL,65+NULL,65*NULL,65-NULL,65%NULL; +---------+---------+---------+---------+---------+ | 65/NULL | 65+NULL | 65*NULL | 65-NULL | 65%NULL | +---------+---------+---------+---------+---------+ | NULL | NULL | NULL | NULL | NULL | +---------+---------+---------+---------+---------+ 1 row in set (0.00 sec)
この実行結果からわかるように、割り算(/)、加算(+)、乗算(*)、減算(-)、剰余(%)のいずれの演算においても、片方のオペランドがNULLであれば、結果はすべてNULLとして返されます。
まとめ
NULLは「不明な値」であり、0のような具体的な数値ではないため、MySQLはNULLを含む算術演算の結果を確定できません。そのため、結果としてNULLを返す仕様になっています。実務においては、集計や計算処理を行う前に、対象カラムにNULLが含まれていないかを確認し、必要に応じて IFNULL() や COALESCE() などの関数でNULLを別の値に置き換えることが推奨されます。
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