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MySQLで予約語を識別子として使用する方法:引用符とANSI_QUOTESモードの使い方

MySQLでは、SELECTDESCRIBETRIGGERなどの予約語をテーブル名やカラム名といった識別子として使用したい場合、必ず何らかの引用符で囲む必要があります。使用できる引用符の種類は、SQLモード「ANSI_QUOTES」が有効かどうかによって変わります。

ANSI_QUOTESモードが無効な場合:バッククォートを使用する

このモードが無効な状態では、識別子を囲める引用文字はバッククォート(`)のみです。以下は、予約語である「select」という名前のテーブルを作成する例です。

mysql> CREATE TABLE `select`(id int);
Query OK, 0 rows affected (0.19 sec)

バッククォートで囲むことで、通常ならエラーになる予約語をそのままテーブル名として使えていることが分かります。

ANSI_QUOTESモードが有効な場合:ダブルクォートも使用可能になる

一方、ANSI_QUOTESモードを有効にすると、バッククォート(`)とダブルクォート(")の両方を識別子の引用文字として使用できます。以下は、予約語である「trigger」という名前のテーブルを作成しようとした例です。

mysql> CREATE TABLE "trigger" (id int);
ERROR 1064 (42000): You have an error in your SQL syntax; check the manual that
corresponds to your MySQL server version for the right syntax to use near '"trigger" (id int)' at line 1

mysql> SET sql_mode = 'ANSI_QUOTES';
Query OK, 0 rows affected (0.03 sec)

mysql> CREATE TABLE "trigger" (id int);
Query OK, 0 rows affected (0.17 sec)

mysql> CREATE TABLE `DESCRIBE`(id int);
Query OK, 0 rows affected (0.11 sec)

最初のクエリでは、ANSI_QUOTESモードがまだ無効だったため、ダブルクォートで囲んだ「trigger」は構文エラー(ERROR 1064)となりました。しかし、SET sql_mode = 'ANSI_QUOTES'; を実行してモードを有効にした後は、同じダブルクォート表記でテーブルの作成に成功しています。さらに、バッククォートを使った「DESCRIBE」テーブルの作成も問題なく行えています。

この結果から、ANSI_QUOTESモードを有効にすると、バッククォートとダブルクォートのどちらも識別子の引用文字として利用できることが確認できます。

補足:予約語の使用は避けるのがベストプラクティス

技術的には上記の方法で予約語を識別子として扱えますが、可読性や保守性の観点から、テーブル名やカラム名に予約語を使うことは推奨されません。どうしても使用する場合は、常に引用符で囲み忘れないよう注意が必要です。可能であれば、「select_data」のように別の名前に変更することをおすすめします。

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