二要素認証(2FA)とは?仕組みから認証要素の種類まで徹底解説
二要素認証(2FA)とは
二要素認証(Two-Factor Authentication:2FA)とは、強力なパスワードに加えて、プッシュ通知、セキュリティ質問、信頼できるデバイス宛てに送信されるSMSコードなど、さらにもう一つの認証ステップを要求する認証プロセスです。
私たちは日常的にインターネットを活用し、FacebookなどのSNSアカウントへの登録、メールアカウントの作成、自動車ローンの申し込み、医師の患者ポータルへのログインによる予約など、さまざまなオンラインサービスを利用しています。こうしたアカウントを守るために、2FAの存在はますます重要になっています。
2FAと多要素認証(MFA)の関係
2FAは、多要素認証(Multi-Factor Authentication:MFA)の一部です。MFAとは、ユーザーがアカウントへのアクセスを許可される前に、複数の方法で本人確認を行うことを求める電子認証方式のことです。二要素認証は2つの要素の組み合わせが必要であることから「二要素」と呼ばれ、一方の多要素認証は3つ以上の要素を要求する場合もあります。
二要素認証の基本的な仕組み
二要素認証では、まずパスワード(第一の要素)を入力した後、認証アプリからのプッシュ通知、セキュリティ質問、セキュリティトークン、あるいは指紋や顔認証などの生体情報(第二の要素)のいずれかを求められます。これらの認証がすべて確認されて初めて、オンライン情報へのアクセスが許可されます。2FAは「二段階認証」「双要素認証」と呼ばれることもあります。
2FAの認証プロセスは、オンラインアカウントへのアクセスを許可する前に、両方のユーザー資格情報を検証します。現実世界における二要素認証の代表例として、ATMカードが挙げられます。カードを物理的に挿入することに加え、口座へアクセスするには暗証番号(PIN)の入力も必要です。つまり、「持っているもの」と「知っているもの」の2要素によって本人確認が行われています。
実際の認証フロー
ウェブサイトやオンラインアカウントにログインする際、二要素認証では通常のログイン手順に加えて、追加のステップと第二の要素が必要になります。一般的な流れは以下のとおりです。
まず、ユーザー名とパスワードを入力します。次に、サイト側がモバイル端末に6桁の数字コードを含むテキストメッセージを送信します。このコードは「認証コード」と呼ばれ、パスコードや確認コード(ベリフィケーションコード)と表現されることもあります。
ユーザーは、モバイルデバイスに届いたこのコードを入力することでのみサイトにアクセスできます。仮に正確なパスワードを知っていたとしても、このコードがなければログインすることはできません。これにより、パスワードだけでは防げない不正アクセスを大幅に減らせます。
ゼロトラストセキュリティモデルにおける2FAの役割
二要素認証(2FA)は、ゼロトラストセキュリティモデルの基盤となる重要な構成要素です。機密データを保護するためには、そのデータへアクセスしようとするユーザーが本当に本人であるかを検証しなければなりません。
また、2FAは、フィッシング、ブルートフォース攻撃、クレデンシャル(認証情報)の悪用など、ユーザーのパスワードやアカウントを標的とするさまざまなセキュリティ脅威に対して、効果的な防御手段となります。
3つの伝統的な認証要素のカテゴリー
認証プロセスで本人確認に使用される従来型の認証要素には、次の3つのカテゴリーがあります。
- 知識要素(Something you know):パスワードやワンタイムPIN(OTP)など、ユーザーだけが知りうる秘密の識別子。
- 所持要素(Something you have):認証アプリがインストールされたモバイルデバイス、共通アクセスカード(CAC)、セキュリティキーやトークンなど、有形物の所持・管理を伴う物理的な識別子。
- 生体要素(Something you are):指紋、顔スキャンなどの最新の生体認証技術を含む、生物学的特徴に基づく物理的な識別子。
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