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情報セキュリティにおけるWebサービスの種類とは?代表的な4つの方式を解説


Webサービスとは

Webサービスとは、WWW(World Wide Web)上において、クライアントアプリケーションとサーバーアプリケーション間の通信を仲介する標準化された仕組みです。特定の一連のタスクを実行する目的で設計されたソフトウェア構造であり、異なるシステム同士をネットワーク経由で連携させるための基盤となります。

Webサービスでは、インターネットプロトコル上でXML、SOAP、WSDL、UDDIといったオープン標準を組み合わせることで、Webベースのアプリケーションを統合する標準的な手法が提供されています。それぞれの役割は以下のとおりです。

  • XML:データの構造をタグ付けして記述する
  • SOAP:データを転送するためのプロトコル
  • WSDL:利用可能なサービスを定義する
  • UDDI:アクセス可能なサービスを一覧化・検索可能にする

ここからは、情報セキュリティの観点でも重要な、代表的なWebサービスの種類を詳しく見ていきましょう。

Webサービスの主な種類

1. RESTful Webサービス

RESTは「REpresentational State Transfer(表現状態転送)」の略称で、HTTPの仕様策定にも携わったロイ・トーマス・フィールディング(Roy Thomas Fielding)によって提唱されました。RESTful Webサービスの目的は、Webサービスをより効率的に動作させることであり、HTTPにすでに存在する各種の概念を最大限に活用してサービスを設計する点が大きな特徴です。

REST自体はメッセージ交換の標準フォーマットを固定していないため、XMLとJSONのどちらを使ってもRESTサービスを構築できます。中でもJSONは軽量で扱いやすいことから、RESTと組み合わせて最も広く利用されているデータ形式です。また、RESTにおける中心的な抽象概念は「リソース」であり、リソースはあらゆるものを指しうるもので、URI(Uniform Resource Identifier)を通じて一意に識別・操作されます。

2. SOAP Webサービス

SOAPは「Simple Object Access Protocol(シンプルオブジェクトアクセスプロトコル)」の略称です。このプロトコルは、XMLを用いて構造化データをやり取りし、転送には主にHTTPやSMTPが利用されます。さらにSOAPでは、WSDL(Web Services Description Language)ファイルによってWebサービスの記述モデルが配布され、クライアント側からのSOAPリクエストと、サーバー側からのレスポンスがどのような形式であるべきかが明確に定義されます。加えて、SOAP Webサービスにはセキュリティやアドレッシングに関する標準規格も整備されている点が特長です。

具体例として、FacebookアプリケーションからTodoアプリケーションへアクセスするケースを考えてみましょう。FacebookアプリケーションがTodoアプリケーションに対してXMLリクエストを送信すると、Todoアプリケーションはそのリクエストを処理し、XMLレスポンスを生成してFacebookアプリケーションへ返します。

SOAP Webサービスでは、SOAPエンベロープ(SOAP-Envelope)の中にSOAPヘッダー(SOAP-Header)とSOAPボディ(SOAP-Body)が含まれます。ヘッダーには、認証・認可・署名など、リクエストを識別するために必要なメタ情報が格納され、これは省略可能です。一方、ボディにはリクエストまたはレスポンスの実際のXMLコンテンツが入ります。エラーが発生した場合には、サーバーがSOAP-Faultを用いてエラー内容を返却します。

3. XML-RPC

RPCは「Remote Procedure Call(リモートプロシージャコール)」の略称です。XML-RPCは、ネットワーク上の複数のデバイス間でデータを交換するための最も基本的なXMLプロトコルであり、HTTPを利用することで、クライアントからサーバーへデータやその他の通信情報を迅速かつ手軽に共有できます。シンプルな構造ゆえに実装が容易で、軽量なシステム間連携に適しています。

4. UDDI

UDDIは「Universal Description, Discovery, and Integration(ユニバーサル記述・発見・統合)」の略称です。Webサービスの詳細な記述、公開、発見を行うためのXMLベースの標準規格で、実質的には世界中の企業のためのインターネット上のレジストリとして機能します。その狙いは、企業システム間のデジタル取引や電子商取引(eコマース)を円滑化し、効率化することにあります。

まとめ

Webサービスには、RESTful、SOAP、XML-RPC、UDDIといった複数の方式が存在し、それぞれ役割や特徴が異なります。軽量で柔軟な連携を求めるならRESTful Webサービス、厳格なセキュリティ標準や高い信頼性が必要な場面ではSOAPが選ばれることが多い傾向にあります。情報セキュリティの観点からも、これらの技術の仕組みと特性を正しく理解したうえで、用途に応じた適切な方式を選択することが重要です。

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