オンライン分析マイニング(OLAM)の構造とは?基本アーキテクチャを解説
OLAMとOLAPの統合メカニズム
OLAM(Online Analytical Mining)サーバーは、OLAPサーバーがオンライン分析処理を実行するのと同じように、データキューブ上で分析的なマイニングを行います。統合されたOLAM・OLAPメカニズムでは、両方のサーバーがグラフィカルユーザーインターフェースAPIを通じてユーザーからのオンラインクエリ(またはコマンド)を受け付け、キューブAPIを介してデータ分析時にデータキューブを操作します。
データキューブへのアクセスと構築
メタデータディレクトリを利用することで、データキューブへのアクセス方法を指示できます。データキューブは、MDDB APIを通じて複数のデータベースへアクセスし統合することで構築可能です。また、OLE DBやODBC接続を提供するデータベースAPIを経由して、データウェアハウスからデータを抽出・フィルタリングすることもできます。
OLAMエンジンの多様なマイニング機能
OLAMサーバーは、概念記述、アソシエーション(相関ルール)、分類、予測、クラスタリング、時系列分析など、幅広いデータマイニングタスクを実行できます。そのため、一般的には複数の統合型データマイニングモジュールで構成されており、OLAPサーバーよりも高度で洗練されたシステムとなっています。
OLAPとOLAMで求められるデータキューブの違い
OLAPに必要なデータキューブとOLAMに必要なデータキューブの間に、根本的な違いはありません。ただし、OLAM分析ではより強力なデータキューブの構築ツールやアクセスツールが求められる場合があります。
これは、OLAMがより多くの次元をより細かい粒度で扱う場合や、データキューブ上で多特徴集約のディスカバリー駆動型探索を行う場合に生じます。こうしたケースでは、OLAP分析以上の機能が必要となります。さらに、探索的データマイニングによって興味深い箇所が特定された際には、OLAMエンジンがデータキューブから対応するリレーショナルデータベースへドリルスルーし、特定のデータ部分を詳細に分析する必要が生じることもあります。
データキューブ設計の改善
また、データマイニングのプロセスを通じて、構築済みキューブの次元や尺度(メジャー)がデータ分析に適していないことが判明する場合があります。このようなときには、データキューブ設計を洗練させることで、データウェアハウス構築の品質向上につながります。
探索的データ分析とOLAMの柔軟性
効果的なデータマイニングには、探索的なデータ分析が不可欠です。ユーザーはしばしば、データベース内を自由に移動しながら関連するデータの一部を選択し、異なる粒度で分析を行い、知識や結果をさまざまな形式で提示したいと考えます。
オンライン分析マイニングは、データの異なるサブセットに対して、異なる抽象化レベルでマイニングを実行するための機能を提供します。これは、データキューブおよび中間的なマイニング結果に対して、ドリリング、ピボット、フィルタリング、ダイス、スライスといった操作を行うことで実現されます。これらの機能は、データ・ナレッジ可視化ツールと組み合わせることで、探索的データマイニングの能力と適応性を大幅に高めることができるのです。
-
Web構造マイニングとは?基本概念から仕組み・活用メリットまで徹底解説
Web構造マイニングの概要Web構造マイニング(Web Structure Mining)とは、Webページ同士のリンク関係やデータによる直接接続を認識・分析する技術です。データベース技術を活用してWebページの構造スキーマを提供することで、こうした構造化データを発見することができます。この接続情報により、検索エンジンは検索クエリに関連するデータを、コンテンツが実際に存在するWebサイト上の該当ページへ直接たどり着けるようになります。具体的には、クローラー(スパイダー)がWebサイトを巡回し、トップページを取得した後、参照リンクを通じてデータを連結し、目的の情報を含む特定のページへと到達します
-
時間的データマイニング(Temporal Data Mining)とは?基本概念と主なタスクを解説
時間的データマイニングとは時間的データマイニング(Temporal Data Mining)とは、大規模な時間データ(時系列データ)の集合から、自明ではない暗黙的な情報、そして潜在的に重要な知識を抽出するプロセスを指します。時間データは主に数値などの基本的なデータ型からなる系列であり、これらのデータから有益な知識を導き出すことを目的としています。時間的データマイニングの目的は、機械学習、統計学、データベース技術などのさまざまな手法を活用し、高度な順序データの中から時間的なパターン、予期しないトレンド、あるいは隠れた相関関係を発見することにあります。ここでいう順序データには、アルファベットからな