SATAとPATAの違いとは?ストレージ接続規格を徹底比較
HDDやSSDなどのストレージデバイスをマザーボードに接続するためのインターフェース規格には、かつて主流だった「PATA」と、現在の標準となっている「SATA」があります。本記事では、両者の主な違いについて詳しく解説します。
PATA(パラレルATA)とは
PATAは「Parallel Advanced Technology Attachment」の略称で、データを複数の信号線で並列に送受信する規格です。IDEとも呼ばれ、かつてはHDDや光学ドライブの接続に広く使われていました。
- 40ピンのコネクタを使用する
- ケーブルが幅広で取り回しが悪い
- データ転送速度が遅い(最大133MB/s程度)
- 消費電力が比較的多い
- ホットスワップ(電源投入状態での着脱)に非対応
- 外付けハードディスクには原則使用できない
- 構造が複雑な分、コストが高くなりやすい
SATA(シリアルATA)とは
SATAは「Serial Advanced Technology Attachment」の略称で、データを1本の信号線で逐次送受信する規格です。2000年代以降のPCで標準的なインターフェースとなり、現在もHDD・SSD・光学ドライブの接続に広く採用されています。
- 7ピンの小型コネクタを使用する
- ケーブルが細く柔軟で、ケース内のエアフローを妨げにくい
- データ転送速度が速い(SATA 3.0で最大6Gb/s)
- 消費電力が少ない
- ホットスワップに対応
- eSATA規格により外付けドライブにも対応可能
- 低コストで製品化しやすい
SATAとPATAの比較表
| 項目 | PATA | SATA |
|---|---|---|
| 正式名称 | Parallel ATA | Serial ATA |
| コネクタのピン数 | 40ピン | 7ピン |
| データ転送速度 | 低速 | 高速 |
| 消費電力 | 多い | 少ない |
| ケーブルサイズ | 大きい | 小さい |
| ホットスワップ | 非対応 | 対応 |
| 外付けドライブ | 不可 | 可(eSATA) |
| コスト | 高い | 安い |
まとめ
SATAはPATAと比べて、転送速度・消費電力・ケーブルの取り回し・拡張性のすべてにおいて優れています。そのため、現在ではSATAが事実上の標準規格となっており、PATAを採用した新製品はほぼ姿を消しました。古いPCの修理やレガシー機器のメンテナンスといった特殊なケースを除き、ストレージを選ぶ際はSATA対応品を選ぶのがおすすめです。
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