データ構造の区間木(インターバルツリー)とは?基本概念をわかりやすく解説
区間木(インターバルツリー)とは
この記事では、データ構造の一つである「区間木(Interval Tree)」について解説します。その名の通り、区間木は「区間」に関連付けられた木構造です。区間木の仕組みを理解するために、まず前提となる「基本区間」の考え方から確認していきましょう。
区間の基本
区間とは、ある値の範囲を表すものです。例えば、区間が [a, b] と表記されている場合、それは a から始まり b で終わる範囲を意味します。
ここで、区間 [10, 20] を例に考えてみます。このとき、数直線上には次の3つの範囲が存在します。
- −∞ から 10 まで
- 10 から 20 まで
- 20 から +∞ まで

複数の区間を重ねてみる
次に、新たな区間 [15, 25] を追加してみましょう。既存の区切り点と組み合わさることで、より細かい部分区間が生まれます。

さらに、区間 [18, 22] を追加すると、以下のようになります。

区間と部分区間の一覧
これらの区間と、そこから導かれる部分区間は、次の表のように整理できます。
| 区間名 | 区間の範囲 | 部分区間 |
| 区間1 | [10, 20] | [10, 15]、[15, 18]、[18, 20] |
| 区間2 | [15, 25] | [15, 18]、[18, 20]、[20, 22]、[22, 25] |
| 区間3 | [18, 22] | [18, 20]、[20, 22] |
区間木の構築方法
以上の情報をもとに、区間木を構築することができます。各部分区間は、木の中ではサブツリーとして配置されます。
区間木では、すべての葉ノードがそれぞれの基本区間に対応します。そして、これらの葉ノードの上層に、完全二分木が構築されます。

このような構造により、区間木は「ある点や区間と重なる区間を効率的に検索したい」という場面で威力を発揮します。計算幾何学やデータベースのインデックスなど、さまざまな分野で応用されている重要なデータ構造です。
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