RedisDays San Francisco 2022 開催レポート:開発者体験を変えるRedisの最新イノベーション
RedisDays San Franciscoは、Redis開発者コミュニティに捧げられた1日限りのイベントです。ゲストスピーカーたちは、Redisのリアルタイムデータイノベーションが、開発者体験をシンプルにすることで、いかにアプリ開発を高速化できるかを紹介しました。新製品の発表、製品アップデート、ステップバイステップのウォークスルーなど、アプリ開発をより簡単かつ迅速に行うために必要なツールを開発者コミュニティに届けることに特化したイベントとなりました。それでは早速、内容を見ていきましょう。
Redis Stack 登場
「リアルタイム対応は、今や消費者と企業の双方が当たり前に期待することです」と、Redis共同創業者兼CTOのYiftach Shoolman氏は、基調講演『Building Real-Time Data Apps Just Got (Much) Easier』で語りました。このオープニングセッションで発表されたのが、最新製品Redis Stackです。「Redis Stackは、主要なRedisモジュールの機能を1つの製品に統合したものです。これにより、開発者はRedisならではの速度と安定性を活かしながら、より多くのリアルタイムアプリケーションを簡単に構築できるようになります」と同氏は述べました。
Redis Stackは、まったく新しい完全な開発者体験を提供します。その登場により、Redisアプリの構築はかつてないほど簡単かつ迅速になりました。初期リリースには、RedisSearch、RedisJSON、RedisTimeSeries、RedisGraph、RedisBloomといった主要なRedisデータモデルがすべて含まれており、視覚的なツール「RedisInsight」を使った開発が可能です。さらに、公式にサポートされたクライアントライブラリを通じて、あらゆるプログラミング言語での構築にも対応しています。
基調講演の全編はこちらからご覧いただけます。
その後のセッションでも、Redis Stackはさらに深く掘り下げられました。『Buckle Up: The Wild Ride Into the New World of Redis Stack』では、RedisテクニカルイネーブルメントマネージャーのElena Kolevska氏が、Redis Stackのサーバーサイドの仕組み、サポートされる多様なデータモデルの幅広さ、そしてそれらが実際のユースケースの解決にどう役立つかをわかりやすく解説します。
プレゼンテーションの中でElena氏は、Redis Stack向けの新しいRedisInsightビジュアルガイドを活用すれば、まったく異なる分野のサービスもいかに簡単に開発できるかを実演しました。また、自身の趣味であるマウンテンバイクとRedis Stackの機能を掛け合わせ、自転車の販売、コミュニティフォーラム、個人の走行データの記録、さらには販売データ分析までこなせる自転車ショップ向けアプリの構築方法を紹介しました。加えて、本格的なレコメンデーションエンジン、分析エンジン、不正検知エンジンといったアプリを素早く構築する方法についても解説しています。
サインインして『Buckle Up』をご覧ください。
Redis Stackの機能に焦点を当てた最後のセッションは、Java Springフレームワークの世界的エキスパートでありVMwareのSpring Developer Advocateを務めるJosh Long氏と、RedisのDeveloper AdvocateであるBrian Sam-Bodden氏によるものでした。両者はセッション『Bootiful Spring Deep Dive Into Redis Stack』で、Redis Stackのクライアントサイドのメリットを深く掘り下げました。
Josh氏とBrian氏は、Spring向けのRedisオブジェクトマッピングライブラリを活用したアプリ構築のウォークスルーを披露しました。豊富に用意された組み込みコンストラクトを利用することで、フル機能のアプリを素早く立ち上げるプロセスを体感できます。
登録して、『Bootiful Spring Deep Dive Into Redis Stack』のウォークスルーをご覧ください。
Redis 7.0 徹底解説
基調講演の中でYiftach Shoolman氏は、Redisプロジェクト13周年を祝いました。その記念すべき瞬間に合わせて、Redis 7.0リリースのプレビューも披露されました。
Redis 7.0は、オープンソースプロジェクトへの私たちのコミットメントを改めて示すリリースです。ここ4年間で、Redisのアクティブなコントリビューター数はほぼ2倍に増加しました。Redis 7.0には、開発者やDevOpsチームがリアルタイムデータアプリを容易に構築できるよう、数多くの新機能が搭載されています。
「Redis 7.0で最もエキサイティングなニュースはRedis Functionsです」とYiftach氏は語ります。「Redis Functionsにより、Redis内でコードを書くことがこれまで以上に簡単になります。すべての関数はAPI経由でアクセス可能です。Redisは関数をデータと同じように扱い、既存のレプリケーションとデータ永続化の仕組みによって関数を保護するため、障害発生時や再起動時にも関数が確実に維持されます」
さらにRedis 7.0では、クラスタ環境でPubSubコマンドをより効果的にスケールさせるためのSharded PubSubの概念も導入されました。「加えて、ACLv2によるセキュリティの強化、イントロスペクション機能による使い勝手の向上、そしてRedisをより堅牢かつ安全に動作させる数多くの内部最適化も含まれています」と同氏は付け加えました。
RedisテクノロジーエバンジェリストのItamar Haber氏、RedisコアプロジェクトリードのOran Agra氏、そしてAWSのRedisコアチームメンバーMadelyn Olson氏が、セッション『Redis 7.0 Unpacked』で新機能についてさらに詳しく解説しました。
Redis 7.0は、数々の新機能によってオープンソースコミュニティへのコミットメントを体現しています。中でも注目はRedis Functionsで、プログラマビリティの選択肢を新たな次元へと引き上げるものです。このセッションでは、Itamar氏、Oran氏、Madelyn氏が、Redis Functions、Sharded Pub/Sub、ACL V2、コマンドイントロスペクション、内部実装と最適化について順番に取り上げます。
『Redis 7.0 Unpacked』はオンデマンドでご視聴いただけます。
データベースと開発者体験
この5年間でテック業界はどのように進化してきたのでしょうか?特に直近の2年間は、この分野をかつてないスピードで前進させました。Redis CMOのMike Anand氏はセッションの冒頭でこう述べています。「今日、アプリを構築するためのツール、データベース、言語の選択肢は非常に豊富にあります」。では、この選択肢の多さは開発者体験にどのような影響を与えるのでしょうか?
それが、開発者向け業界アナリストファームRedMonkの共同創業者Steve O'Grady氏によるセッション『The Database and the Developer Experience』のテーマです。Steve氏によれば、RedMonkの専門性は「実際の開発者が何を使っているのか、なぜそれを使うのか、そしてそのトレンドが周囲の業界にどんな影響を与えるのかを理解すること」にあるといいます。
このセッションを視聴すれば、データベース分野で何が変化したのか、なぜ開発者が完全に統合された体験を求めるようになったのか、そしてそれがデータベースベンダーにとって何を意味するのかを理解できます。
『The Database and the Developer Experience』の視聴はこちらから。
ビューティ業界におけるデジタル筋肉の構築
RedisのVP of Enterprise Product MarketingであるUdi Gotlieb氏が、Ulta BeautyのEコマース・デジタルシステム部門ITディレクターOmar Koncobo氏を迎えて、『Building a Digital Muscle in the World of Beauty』と題したフィヤーサイドチャット(対談)を行いました。この対談では、変わり続ける顧客のニーズや行動に応じて、実店舗とデジタルの両方のショッピング空間で革新的な買い物体験を作り出すうえで、オープンソースが果たす役割について語られました。
では、小売ビジネスを成功へ導くために、開発者はどのような役割を担うのでしょうか?このセッションでOmar氏は、ここ数年でUlta Beautyが直面したさまざまな課題への向き合い方、オープンソースソフトウェアに見出す価値、そしてクラウドとマイクロサービスアーキテクチャへの移行がUlta Beautyの技術スタックにもたらした変化について語りました。
『Building a Digital Muscle in the World of Beauty』の全編はこちらからご覧ください。
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RedisDays New York 2022 開催レポート:リアルタイムAIとマイクロサービスが切り開く金融DXの最前線
RedisDays 2022は、ロンドンでリアルタイムデータをテーマにした一日、サンフランシスコで開発者向けセッションの一日を経て、ニューヨークで幕を閉じました。最終日となるニューヨーク会場では、人工知能・機械学習(AI/ML)に関する最新のRedis開発動向に焦点を当てたセッションが多数開催されました。 ニューヨークのセッション全体を通じて浮き彫りになったのは、あらゆるモダンなデータスタックには「パフォーマンスファースト」のアプローチが不可欠だという点です。RedisのCMO(最高マーケティング責任者)Mike Anand氏は基調講演で、モダンなデータスタックは「モダンなデータモデルと処理
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RedisDays San Francisco 2022 開催レポート:開発者体験を変えるRedisの最新イノベーション
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