【初心者向け】RubyのSequel Gemの使い方を実例付きで解説
Rubyでデータベースを扱いたいとき、「Railsなしで手軽に使えるORMはないか」と考えたことはありませんか?そんな方におすすめなのが、今回紹介するSequelというGemです。
Sequelとは?
Sequelは、Railsに依存せずにデータベースへアクセスできるRubyのGemです。
データベースへの接続方法にはいくつかのアプローチがありますが、代表的なのは以下の2つです。
- 生のSQL文を直接実行する
- ORM(オブジェクト関係マッピング)を利用する
まずは、MySQLデータベースに対して生のSQLを使う例を見てみましょう。
require 'mysql2'
client = Mysql2::Client.new(host: "localhost")
results = client.query("SELECT * FROM users WHERE age > 21")
結果はどうなるのか?
データはハッシュの配列として返されます。
ここで問題になるのが:
このデータをオブジェクト指向的に扱いたい場合、結果をオブジェクトに変換する必要があるということです。それこそが、ORMの大きな役割の一つなのです。
ORMとは何か?
ORMは「Object-Relational-Mapping(オブジェクト関係マッピング)」の略称です。
Sequelは、SQL(データベース用クエリ言語)の発音にちなんだ名前を持つORMです。
それでは、実際の使い方を見ていきましょう!
Sequelの基本:データベースへの接続
Sequelを使い始める最初のステップは、データベースへの接続です。
以下がその例です:
require 'sequel'
DB = Sequel.sqlite('/tmp/testing.db')
これによりSequel::Databaseオブジェクトが生成され、定数DBに代入されます。
ここではSQLite3データベースを使用していますが、他のデータベースも利用できます。
Sequel.postgres(PostgreSQL)Sequel.mysql2(MySQL)Sequel.oracle(Oracle)
次は何をすればいいのか?
データを保存するためのテーブルを作成する必要があります。
unless DB.table_exists?(:fruits)
DB.create_table :fruits do
primary_key :id
column :name, String
column :amount, Integer
end
end
Sequelにはマイグレーション機能もありますが、これは任意です。
これでデータの追加とクエリの実行準備が整いました!
SequelのDatasetの使い方
データベース上の特定のテーブルとやり取りするには、Datasetオブジェクトが必要です。
取得方法はこちら:
table = DB[:fruits]
# => Sequel::SQLite::Dataset
これで、insertメソッドを使ってレコードを追加できます。
以下のように記述します:
table.insert(name: "Orange", amount: 10)
table.insert(name: "Apple", amount: 2)
table.insert(name: "Banana", amount: 7)
件数を取得してみましょう:
table.count
# => 3
Dataset内のすべてのエントリを取得します:
table.all
# [
# { id: 1, name: "Orange", amount: 10 },
# { id: 2, name: "Apple", amount: 2 },
# { id: 3, name: "Banana", amount: 7 }
# ]
お気づきでしょうか?これはまるでハッシュの配列のように見えますよね。
その通り、まさにその通りの構造です。
Sequelではモデルを介さずにデータベースへクエリを実行できますが、モデルを使うことも可能です。その方法を見ていきましょう。
Sequelでのモデルの使い方
Sequelのモデルは、ActiveRecordのモデルと非常によく似ています。
以下がその例です:
class Fruit < Sequel::Model
end
モデルはDatasetとまったく同じように動作しますが、異なる点は、取得した結果をモデルクラスのインスタンスとしてラップして返すことです。
確認してみましょう:
Fruit.first
# => Fruit @values={:id=>1, :name=>"Orange", :amount=>10}
Sequel::Datasetのメソッドをそのまま利用できるため、特別な「魔法」は一切ありません。
さらにいくつか例を挙げます:
Fruit.map(:name)
# => ["Orange", "Apple", "Banana"]
Fruit.where(name: "Apple").or(amount: 10).map(:name)
# => ["Orange", "Apple"]
Fruit.first[:amount]
# => 10
SequelとActiveRecordの比較
Sequelの魅力がわかったところで、ActiveRecordとの比較が気になるかもしれません。
ActiveRecordはRailsのデフォルトORMであり、Railsは規約を重視するフレームワークです。そのため、Railsアプリの中でActiveRecordをSequelに置き換えるのは得策ではないと言えるでしょう。
しかし、Sinatraのような別のフレームワークを使用している場合なら、Sequelは非常に優れた選択肢になります!
まとめ
今回は、RubyでORMを使ってデータベースを操作する方法について学びました。使用したのは、SequelというRubyのGemです。
ぜひ実際に試してみて、楽しんでください!最後までお読みいただきありがとうございました。
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