Rubyのgetsメソッドとchompメソッドの使い方を徹底解説
Rubyでプログラムを書いていると、「ユーザーに質問をして答えを入力してもらいたい」という場面によく出会います。
どうやって実現すればよいのでしょうか?
その答えが、Rubyのgetsメソッドです。getsを呼び出すと、プログラムはキーボードからの入力を待ち受けます。ユーザーが何かを入力してEnterキーを押すと、その内容が文字列として返されます。
結果として得られるのは?
入力された内容を含む文字列(String)です。この文字列を変数に代入すれば、プログラムの中で自由に使えるようになります。
もっとも定番の例が「挨拶プログラム」です。
コードは次のようになります。
name = gets.chomp
puts "Hello #{name}, nice to meet you!"
#{name}のような記法は「式展開(文字列インターポーレーション)」と呼ばれ、文字列の中に変数の値を埋め込むことができます。
実際に試して、動きを確かめてみましょう。
- まず、このコードを「greeting.rb」というファイル名で保存します
- 次に、ターミナルから「ruby greeting.rb」を実行します
名前を入力すると、プログラムがあなたに挨拶してくれます!
なかなか面白いですよね。
chompメソッドの役割とは?
さて、ここで疑問です。
このchompは一体何をしているのでしょうか?
chompは、getsの結果をとても特殊な方法で変化させるRubyのメソッドです。
試しに削除してみましょう。直前のドット(.)も含めて取り除き、name = gets.chompをname = getsに変更します。
コードを保存して再実行すると…
挨拶メッセージが1行にまとまらず、2行に分かれて表示されることがわかります。
これはなぜ起こるのでしょうか?
詳しく掘り下げて確認していきましょう!
改行文字と特殊文字を理解する
Rubyは、getsメソッドが有効な間に入力されたすべての内容を読み取ります。
先ほどの挨拶プログラムの場合、これにはあなたの名前に加えて、ある特殊な「改行」文字も含まれます。この改行文字こそが、挨拶メッセージを2行に分けてしまう原因なのです!
それがこちら、改行文字です。
\n
この種の特殊文字は通常は目に見えず、改行・空白・色などの形でだけ現れます。
見たいからといって、1万ドルもする魔法の懐中電灯が必要になるわけではありません。もちろん冗談です!
必要なのはpメソッドかinspectメソッドだけです。
使用例:
p name # "Jesus\n"
ありましたね!これがあの「改行」文字(\n)です。
ここで最初の疑問に戻りましょう。
chompの目的は、文字列の末尾にある改行文字を取り除くことです。
見てきたとおり、これはとても便利な働きをしてくれます!
もうひとつの例:if文への影響
改行文字などの特殊文字は、文字列の見た目だけでなく、それ以外の動作にも影響を及ぼします。
たとえば、if文の条件判定にも影響するのです!
例:
name = gets if name == "David" puts "Hello David, we were expecting you!" end
このコードでは、getsにchompを使わないと、改行文字(\n)のせいで2つの文字列が一致しなくなり、条件はfalseと評価されてしまいます。
ちなみに…
これはgets以外から取得した文字列にも当てはまります。データベースやファイル、その他のソースから読み込んだデータにも同じ注意が必要です。
こうした特殊文字には常に気を配るようにしましょう!
chomp・chop・stripの違いを比較
ユーザー入力をきれいに整えるのに役立つメソッドは、chompのほかにchopとstripがあります。
stripを使うと、文字列前後の空白(ホワイトスペース)を取り除けます。
例:
" John Smith ".strip
chopは、常に文字列の最後の1文字を取り除きます。
先頭の文字を削除する方法
場合によっては、文字列の先頭から文字を削除したいこともあるでしょう。
その場合は次のように書けます。
str = "Mr. John" str[0..3] = "" str # "John"
このコードは、最初の4文字を削除しています。
getsメソッドが2つある?エラーが出たら$stdin.getsを試そう
実は、特別なケースが存在します。
それは、単なるgetsの代わりに$stdin.getsを使う必要があるケースです。
次のようなエラーが出た場合は:
`gets': No such file or directory @ rb_sysopen
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
理由は、getsメソッドには2つのバージョンがあるからです。
- デフォルトのバージョンは、コマンドライン引数をファイル名として扱い、そのファイルから読み込もうとします
- もう一方のバージョン(
$stdin.gets)は、常に標準入力(ユーザー入力)から読み込みます
つまり、getsを使っていてこのようなエラーを目にしたら、$stdin.getsに置き換えてみてください。
まとめ
この記事では、getsメソッドとchompメソッドについて、それぞれの役割・仕組み・そして便利な理由を学びました。
引き続き、他のRubyチュートリアルでも学習を進めていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!🙂
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