【初心者向け】SeleniumでCSSセレクターをロケーターとして使う方法を徹底解説
Selenium WebDriverでは、CSSセレクターをロケーターとして利用することで、ページ上の要素を柔軟かつ正確に特定できます。CSS式の基本的な書式は「tagname[attribute='value']」ですが、id属性やclass属性を活用すると、より簡潔なセレクターを作成可能です。
CSSセレクターの基本構文
id属性を使う場合
id属性を利用する場合のCSS式の書式は「tagname#id」です。たとえば「input#txt-loc」というCSS式では、「input」がタグ名、「txt-loc」がid属性の値を表します。
class属性を使う場合
class属性を利用する場合の書式は「tagname.class」です。たとえば「input.txt-cls」では、「input」がタグ名、「txt-cls」がclass属性の値となります。
n番目の子要素を指定する
あるWeb要素(親要素)の中に複数の子要素があり、そのうちn番目の子要素を特定したい場合は、「nth-of-type(n)」という書式を使用します。

上記のHTMLを例にすると、親要素ulの4番目のli要素(テキストが「Questions and Answers」であるアンカー要素)を特定したい場合は、次のように記述します。
ul.reading li:nth-of-type(4)
同様に、最後の子要素を指定したい場合は「ul.reading li:last-child」を使用します。
動的な属性値への対応方法
属性値が動的に変化する要素に対しては、部分一致の演算子を使うことで効率的に要素を特定できます。
前方一致: ^=
「^=」は、属性値が特定のテキストで始まる要素を特定します。
例:input[name^='qa1'](inputがタグ名で、name属性の値がqa1から始まる場合)
後方一致: $=
「$=」は、属性値が特定のテキストで終わる要素を特定します。
例:input[class$='loc'](inputがタグ名で、class属性の値がlocで終わる場合)
部分一致: *=
「*=」は、属性値が特定の文字列を含む要素を特定します。
例:input[name*='sub'](inputがタグ名で、name属性の値にsubという部分文字列を含む場合)
Javaでの実装例
以下は、FirefoxDriverを使ってLinkedInのログインページを開き、CSSセレクターで入力フィールドを特定してテキストを送信するサンプルコードです。
import org.openqa.selenium.By;
import org.openqa.selenium.WebDriver;
import org.openqa.selenium.WebElement;
import org.openqa.selenium.firefox.FirefoxDriver;
import java.util.concurrent.TimeUnit;
public class CSSLocator{
public static void main(String[] args) {
System.setProperty("webdriver.gecko.driver",
"C:\\Users\\ghs6kor\\Desktop\\Java\\geckodriver.exe");
WebDriver driver = new FirefoxDriver();
// 暗黙的待機
driver.manage().timeouts().implicitlyWait(10, TimeUnit.SECONDS);
// URLを起動
driver.get("https://www.linkedin.com/");
// 要素を特定
WebElement m = driver.
findElement(By.cssSelector("input[id='session_key']"));
// テキストを入力
m.sendKeys("Java");
String s = m.getAttribute("value");
System.out.println("Attribute value: " + s);
// ブラウザを閉じる
driver.close();
}
}
このように、CSSセレクターをマスターすれば、idやclassだけでなく、階層構造や動的な属性値にも対応した堅牢なロケーターを作成でき、自動テストの安定性向上につながります。
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