CSSのpauseプロパティとは?読み上げ時のポーズを指定するショートハンドの使い方
pauseプロパティは、pause-beforeとpause-afterをまとめて設定できるショートハンド(省略記法)です。主に音声読み上げ(スピーチ合成)の際に、要素の前後に挿入される「間(ポーズ)」の長さを制御するために使われます。
値の指定ルール
pauseプロパティには、1つまたは2つの値を指定できます。値の解釈は以下のとおりです。
- 値が1つの場合: 要素の前後両方に同じポーズ時間が適用されます。
- 値が2つの場合: 1つ目の値がpause-before(要素の前)、2つ目の値がpause-after(要素の後)として解釈されます。
記述例
CSSのpauseプロパティを使った具体的なコード例を見てみましょう。
<style>
<!--
/* pause-before: 20ms; pause-after: 20ms */
h1 { pause : 20ms }
/* pause-before: 30ms; pause-after: 40ms */
h2 { pause : 30ms 40ms }
/* pause-before: ?; pause-after: 10ms */
h3 { pause-after : 10ms }
-->
</style>
コードの解説
h1 { pause : 20ms }… h1要素の前後にそれぞれ20ミリ秒のポーズが挿入されます。h2 { pause : 30ms 40ms }… 値が2つあるため、h2要素の前に30ミリ秒、後に40ミリ秒のポーズが挿入されます。h3 { pause-after : 10ms }… ショートハンドではなく個別プロパティを使用し、h3要素の後にのみ10ミリ秒のポーズを挿入します。
補足:対応ブラウザについて
pauseプロパティはCSS Speech Moduleで定義されているプロパティですが、現在のところ主要ブラウザでの実装は限られています。実際に利用する場合は、対象環境での動作確認を行うことをおすすめします。
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