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Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

現在、Google検索はWorld Wide Web(WWW)上で最も有名かつ利用率の高い検索エンジンです。インターネット上の膨大なサーバーから情報を収集する際には、真っ先に選ばれる最も信頼できるツールとなっています。

世界中の多くのユーザーは、主にグラフィカルなWebブラウザ経由でGoogle検索を利用しています。しかし、日々のシステム管理作業をすべてターミナル上で完結させたいコマンドライン愛好家にとっては、CUI環境からGoogle検索へアクセスするのは決して簡単なことではありませんでした。そこで活躍するのがGooglerです。

GooglerはPython製の強力かつ多機能なコマンドラインツールで、Linuxターミナル内からGoogle(ウェブ検索・ニュース検索)やGoogleサイト内検索を直接利用できます。

:GooglerはGoogle社とは一切関係のない独立したツールです。

Googlerの仕組み

Googlerは、コマンドラインからGoogle検索へのインターフェースを提供し、検索結果を「タイトル」「URL」「概要」の形式でページごとに表示します。GUIのWebブラウザと同じようなページナビゲーション操作にも対応しています。

テキストベースのWebブラウザと連携させれば、検索結果をそのままブラウザで開くことも可能です。

さらに、1つのセッション内で連続して検索でき、シェル補完スクリプトが各種オプションを自動的に呼び出してくれるため、細かい使い方を暗記する必要もありません。

Googlerの主な機能

  1. Google検索・Googleサイト内検索・Googleニュース検索へのアクセスに対応
  2. カスタムカラー設定が可能で、広告や不要なURL、ノイズのないクリーンで高速な表示
  3. omnipromptから検索結果ページ間を自由に移動可能
  4. 一度に取得する結果件数を指定でき、n番目の結果から表示を開始することも可能
  5. 自動スペル修正を無効化し、完全一致のキーワードで検索可能
  6. 期間、国/ドメイン指定(デフォルト:.com)、言語などの条件による検索絞り込みに対応
  7. filetype:mimesite:somesite.comなど、Google検索演算子をサポート
  8. omnipromptを終了せずに新しい検索を続けて実行可能
  9. HTTPSプロキシサービスに対応
  10. 使用例を含むmanページと、Bash/Zsh/Fish用のシェル補完スクリプトを同梱
  11. 最初の検索結果を任意でWebブラウザで開くことが可能

LinuxへのGooglerのインストール方法

Ubuntu系ディストリビューションの場合

UbuntuLinux MintXubuntuなどの派生ディストリビューションでは、以下のPPAからインストールできます。

$ sudo add-apt-repository ppa:twodopeshaggy/jarun
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install googler

重要:上記の手順でインストールできない場合は、次に紹介する方法でソースから最新版をインストールしてください。

その他のディストリビューションの場合

それ以外のディストリビューションでは、以下の手順でソースからインストールします。まずGooglerの最新版をダウンロードします(執筆時点の最新版はv2.9です)。

$ cd Downloads
$ wget -c https://github.com/jarun/googler/archive/v2.9.tar.gz
$ tar -xvf v2.9.tar.gz
$ cd googler-2.9
$ sudo make install
$ cd auto-completion/bash/
$ sudo cp googler-completion.bash /etc/bash_completion.d/

LinuxターミナルでのGooglerの使い方

ここからは、Googlerの基本的な使い方を実際の例とともに見ていきましょう。次のコマンドを実行すると、tecmint.comに関する情報が表示されます。

$ googler tecmint.com
Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

検索結果ページの末尾で「?」を入力してEnterキーを押すと、omnipromptのヘルプ画面を確認できます。各キーの機能が詳しく説明されており、初めてでも迷わず操作できます。

Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

次の例では、tecmint.comサイト内で引用符付きフレーズ(Linux command line tricks)を検索します。

$ googler -n 8 -w tecmint.com "Linux command line tricks"

各オプションの意味は以下の通りです。

  1. -n num – 1ページあたりの最大表示件数を指定(例では8件、デフォルトは10件)
  2. -w – Googleのサイト内検索(tecmint.com)を有効化
Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

-Nスイッチを使えば、Googleニュース検索からLinuxに関する最新ニュースを取得することもできます。

$ googler -N Linux
Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

エイリアスを設定しておけば、特定のキーワード(この例ではtecmint)に関する上位4件の結果をワンタッチで表示できます。

$ alias tecmint='googler -n 4 tecmint'
$ tecmint
Googler:Linuxターミナルから直接使えるコマンドラインGoogle検索ツール

より詳しい情報や高度な使い方については、GooglerのGitHubリポジトリを参照するか、manページをご覧ください。

$ man googler

Googlerは手軽で信頼性の高い便利ツールです。ターミナルでの作業時間が長く、テキストベースのインターフェースから手早くWeb検索を行いたいLinuxユーザーにとって、まさにうってつけの存在と言えるでしょう。日常のコマンドラインワークフローにぜひ取り入れてみてください。

まとめ

本記事で紹介したように、Googlerを使えばブラウザを開かずともターミナル上でGoogle検索・ニュース検索・サイト内検索を完結できます。PPAやソースビルドによる導入も簡単なので、まずは基本コマンドから試してみることをおすすめします。

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