Linuxのuniqコマンド徹底解説 – 重複行の検出・削除と使い方の実例集
本記事では、Linuxのuniqコマンドを使ってファイル内の重複行を検索・フィルタリングする方法を解説し、実際の使用例もあわせて紹介します。
uniqコマンドは、入力または指定したファイルの中から連続する重複行を出力したり省略したりできる、シンプルなコマンドです。
uniqコマンドの構文
uniqコマンドの基本構文は以下の通りです。
uniq OPTIONS INPUT OUTPUT
各要素の意味は次のようになっています。
- OPTIONS: 下記の表にあるオプションを指定します
- INPUT: 読み込むファイルへのパスを指定します
- 標準入力を使用することも可能です
- OUTPUT: uniqコマンドの結果を保存するファイルを指定します
- 省略した場合は標準出力が使われます(デフォルトでは結果がコンソールに表示されます)
入力・出力ファイルを明示的に指定しない場合は、STDINやSTDOUTを使ってuniqコマンドに入出力をリダイレクトできます。詳細はリダイレクトに関する記事をご覧ください。
主なオプション一覧
以下は、ユーザーマニュアルに記載されているよく使われるオプションの一覧です。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -c | 各行の先頭に出現回数を付けて表示する |
| -d | 連続して重複している行のみを表示する(各グループにつき1行) |
| -D | 連続して重複している行をすべて表示する |
| -i | 比較時に大文字と小文字の違いを無視する |
| -s | 先頭N文字を比較対象から除外する |
| -u | 重複していない行のみ表示する |
uniqコマンドの完全なマニュアルは、次のコマンドで確認できます。
man uniq
uniqコマンドの使用例
サンプルファイル
以降の例では、次のサンプルファイルを入力として使用します。
movies.txt
Dirty Harry Dirty Harry Total Recall Bride of Frankenstein Total Recall Demolition Man
デフォルトの動作 – 連続する重複行の削除
デフォルトでは、uniqコマンドは連続する重複行を削除します。
uniq movies.txt
実行結果:
Dirty Harry Total Recall Bride of Frankenstein Total Recall Demolition Man
重要なポイントとして、削除されるのは「すべての重複行」ではなく「隣接する同一行」です。連続していない同じ内容の行は削除されません。
繰り返し回数を表示する(-c)
-cオプションを付けると、各行の先頭にその行が繰り返された回数が表示されます。
uniq -c movies.txt
実行結果:
2 Dirty Harry
1 Total Recall
1 Bride of Frankenstein
1 Total Recall
1 Demolition Man
重複していない行のみ表示する(-u)
-uオプションを使うと、重複していない行だけが出力されます。
uniq -u movies.txt
実行結果:
Total Recall Bride of Frankenstein Total Recall Demolition Man
重複している行のみ表示する(-d)
-dオプションを使うと、連続して重複している行だけが出力されます。
uniq -d movies.txt
実行結果:
Dirty Harry
ここでもう一度強調しておきます。uniqコマンドが処理対象とするのは「隣接する同一行」のみです。離れた位置にある重複行は含まれないため注意が必要です!
結果をファイルに保存する
コマンドの最後の引数にファイル名を渡すことで、実行結果をそのファイルに保存できます。
uniq -d movies.txt duplicated.txt
標準リダイレクトを使う
前述の通り、uniqコマンドに入出力ファイルを指定することは必須ではありません。
標準リダイレクトを利用すれば、他のコマンドやアプリケーションの出力をuniqに渡すことができ、さらにuniq自身の出力も別のプログラムやファイルへリダイレクトできます。
cat movies.txt | uniq > output.txt
この例では、まずcatコマンドでサンプルファイルを読み込み、その出力がパイプ(|)経由でuniqコマンドに渡されています。その後、uniqの出力は>演算子によってoutput.txtというファイルへリダイレクトされています。
もちろん、単純に入出力ファイルのパスを直接指定する場合と比べて、この方法で特別な機能が追加されるわけではありません。それでも、あるコマンドの出力を別のコマンドへパイプ・リダイレクトして連携させる仕組みを示す、分かりやすい例だと言えます。
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