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MongoDBで配列を複数の属性を持つドキュメントのマップに変換するクエリの書き方

MongoDBでは、$map 演算子と $arrayToObject 演算子を組み合わせることで、配列形式のドキュメントを、指定したキーを持つマップ(オブジェクト)形式へ変換できます。この記事では、具体的な手順をサンプルコードとともに解説します。

サンプルコレクションの作成

まず、ドキュメントを含むコレクションを作成します。ここでは demo398 というコレクションに、details フィールド(配列)を持つドキュメントを挿入します。

> db.demo398.insertOne({
...    "details":[
...       {
...          "Name":"Chris",
...          "Age":22
...       }
...    ]
... }
... );
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5e5e8cedfac4d418a017856c")
}

挿入したドキュメントの確認

find() メソッドを使用して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。

> db.demo398.find();

このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。

{ "_id" : ObjectId("5e5e8cedfac4d418a017856c"), "details" : [ { "Name" : "Chris", "Age" : 22 } ] }

現時点では details フィールドが配列形式で格納されていることがわかります。

配列をマップ形式に変換するクエリ

次に、配列を複数の属性を持つドキュメントのマップに変換する集計クエリを見ていきましょう。$addFields ステージ内で $arrayToObject$map を組み合わせて使用します。

> db.demo398.aggregate([
...    {
...       "$addFields": {
...          "details": {
...             "$arrayToObject": {
...                "$map": {
...                   "input": "$details",
...                   "as": "out",
...                   "in": {
...                      "k": "$$out.Name",
...                      "v": "$$out"
...                   }
...                }
...             }
...          }
...       }
...    }
... ])

このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。

{ "_id" : ObjectId("5e5e8cedfac4d418a017856c"), "details" : { "Chris" : { "Name" : "Chris", "Age" : 22 } } }

クエリの仕組みの解説

この変換処理は、以下の3つの演算子が連携することで実現されています。

1. $map: 配列 details の各要素を順に処理し、各要素に対して k(キー)と v(値)のペアを生成します。ここでは、ドキュメントの Name フィールドの値をキーとして使用し、ドキュメント全体を値として設定しています。

2. $arrayToObject: kv のペアの配列を、キーと値を持つオブジェクト(マップ)に変換します。

3. $addFields: 既存の details フィールドを、変換後のマップ形式の値で上書きします。

その結果、details フィールドは配列から { "Chris": { "Name": "Chris", "Age": 22 } } というマップ形式に変換され、名前をキーとして各ドキュメントへ直接アクセスできるようになります。この手法は、配列内のドキュメントを特定のフィールド値で素早く参照したい場合などに非常に便利です。

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