MongoDBで1回の更新操作に$setと$pushを同時に実行する方法
MongoDBでは、update()メソッドを使うことで、$setと$pushという2つの更新演算子を1回の操作で同時に実行できます。$setは既存フィールドの値を更新するための演算子、$pushは配列フィールドに新しい値を追加するための演算子です。それぞれを更新ドキュメント内に並べて記述するだけで、両方の処理が一度に行われます。
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。
> db.dem0143.insertOne({"StudentId":1,"Details":{"Name":"Chris"}});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e32eb9efdf09dd6d08539b7")
}
> db.dem0143.insertOne({"StudentId":2,"Details":{"Name":"David"}});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e32eba5fdf09dd6d08539b8")
}次に、find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.dem0143.find();
このクエリを実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e32eb9efdf09dd6d08539b7"), "StudentId" : 1, "Details" : { "Name" : "Chris" } }
{ "_id" : ObjectId("5e32eba5fdf09dd6d08539b8"), "StudentId" : 2, "Details" : { "Name" : "David" } }$setと$pushを1回の更新で組み合わせるクエリ
それでは、1回のupdate()呼び出しの中で$setと$pushの両方を使うクエリを見てみましょう。以下の例では、特定のドキュメントに対して「StudentAge」という配列フィールドへ21を追加($push)すると同時に、ネストされた「Details.Name」フィールドの値を「John Doe」に更新($set)しています。
> db.dem0143.update({_id: ObjectId("5e32eba5fdf09dd6d08539b8")}, {$push: {StudentAge:21}, $set: {"Details.Name":"John Doe"}});
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })実行結果の「nModified : 1」は、1件のドキュメントが正常に更新されたことを示しています。
更新後の状態を確認するため、再びfind()メソッドですべてのドキュメントを表示します。
> db.dem0143.find();
以下の出力から、1回の更新操作で$pushによる配列への値追加と、$setによるフィールド値の変更が同時に適用されたことがわかります。
{ "_id" : ObjectId("5e32eb9efdf09dd6d08539b7"), "StudentId" : 1, "Details" : { "Name" : "Chris" } }
{ "_id" : ObjectId("5e32eba5fdf09dd6d08539b8"), "StudentId" : 2, "Details" : { "Name" : "John Doe" }, "StudentAge" : [ 21 ] }ポイントまとめ
このように、update()メソッドの第2引数に渡す更新ドキュメントの中に、$pushと$setを並べて記述するだけで、複数の異なる種類の更新処理を1回の操作で実行できます。なお、最新のMongoDBではupdate()の代わりにupdateOne()やupdateMany()を使用することが推奨されていますが、$setと$pushを組み合わせる方法は同じです。
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