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MongoDBで配列内の値をクエリする方法:$lteや$inに相当する条件の組み合わせ方

MongoDBでは、$lte(以下)や$in(いずれかに一致)といった比較演算子を使って柔軟なクエリが可能です。本記事では、配列フィールド内の値に対して「特定の値と一致し、それより大きい値は存在しない」という条件、つまり実質的に「最大値がその値である」ドキュメントを抽出する方法を、具体的なサンプルコードとともに解説します。

1. サンプルコレクションの作成

まず、スコア情報を配列として持つドキュメントを格納したコレクションを作成します。insertOne()メソッドを使用して、3件のドキュメントを挿入しましょう。

> db.queryMongoValueDemo.insertOne(
    {
       _id:101,
       "ScoreDetails":[{Score:80},{Score:45},{Score:25},{Score:70}]
    }
);
{ "acknowledged" : true, "insertedId" : 101 }
> db.queryMongoValueDemo.insertOne(
    {
       _id:102,
       "ScoreDetails":[{Score:80},{Score:24},{Score:34}]
    }
);
{ "acknowledged" : true, "insertedId" : 102 }
> db.queryMongoValueDemo.insertOne(
    {
       _id:103,
       "ScoreDetails":[{Score:99},{Score:95}]
    }  
);
{ "acknowledged" : true, "insertedId" : 103 }

この例では、各ドキュメントがScoreDetailsという配列フィールドを持ち、複数のスコア値を保持しています。このようなネストされた配列構造は、テスト結果や売上データなど、実際のアプリケーションでよく使われるパターンです。

2. 登録したドキュメントの確認

find()メソッドにpretty()を組み合わせると、コレクション内のすべてのドキュメントを見やすい形式で表示できます。

> db.queryMongoValueDemo.find().pretty();

実行すると、次のような出力が得られます。

{
   "_id" : 101,
   "ScoreDetails" : [
      {
         "Score" : 80
      },
      {
         "Score" : 45
      },
      {
         "Score" : 25
      },
      {
         "Score" : 70
      }
   ]
}
{
   "_id" : 102,
   "ScoreDetails" : [
      {
         "Score" : 80
      },
      {
         "Score" : 24
      },
      {
         "Score" : 34
      }
   ]
}
{
   "_id" : 103,
   "ScoreDetails" : [
      {
         "Score" : 99
      },
      {
         "Score" : 95
      }
   ]
}

3. 演算子を組み合わせたクエリの実行

ここからが本題です。「スコアが80と一致し、かつ80を超えるスコアが存在しない」ドキュメントを検索します。単一の$lteだけでは表現できないこの条件は、$eq(等しい)と$not(否定)、$gt(より大きい)を組み合わせることで実現できます。

> db.queryMongoValueDemo.find({
    "ScoreDetails.Score": {
       "$eq": 80,
       "$not": { "$gt": 80 }
    }
});

このクエリの意味を分解すると、次のようになります。

  • $eq: 80 … 配列内に「80」と一致するスコアが存在すること
  • $not: { $gt: 80 } … 「80より大きい」スコアが存在しないこと(否定条件)

実行すると、次の2件のドキュメントが該当します。

{ "_id" : 101, "ScoreDetails" : [ { "Score" : 80 }, { "Score" : 45 }, { "Score" : 25 }, { "Score" : 70 } ] }
{ "_id" : 102, "ScoreDetails" : [ { "Score" : 80 }, { "Score" : 24 }, { "Score" : 34 } ] }

_idが101と102のドキュメントにはスコア80が含まれており、それを超える値がないためヒットしました。一方、_idが103のドキュメントには99という80より大きいスコアが含まれているため、除外されています。

まとめ

MongoDBの配列フィールドに対する複雑な条件検索では、$eq$not$gtなどの演算子を組み合わせることで、$lte$in単独では実現できない柔軟な絞り込みが可能になります。特に「最大値・最小値が特定の値であるレコードを探したい」といったケースでは、否定条件($not)との併用が非常に有効です。ぜひ実際のデータで試してみてください。

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