MongoDBのconvertToCappedコマンドで既存コレクションをCappedコレクションに変換する方法
MongoDBでは、convertToCappedコマンドを使うことで、すでに存在する通常のコレクションをCappedコレクション(サイズ上限付きコレクション)へ変換できます。この記事では、サンプルコレクションの作成からconvertToCappedの実行、stats()による結果確認までの一連の手順を解説します。
Cappedコレクションとは
Cappedコレクションは、指定した最大サイズを超えると古いドキュメントから順に自動削除される、固定サイズのリングバッファ型コレクションです。ログ保存のように「最新データだけを保持したい」ケースに適しています。
1. サンプルコレクションの作成
まず、通常のコレクションにドキュメントを挿入します。
> db.demo260.insertOne({"Name":"Chris"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e47b1181627c0c63e7dba9b")
}
> db.demo260.insertOne({"Name":"Bob"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e47b11c1627c0c63e7dba9c")
}
> db.demo260.insertOne({"Name":"David"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e47b11f1627c0c63e7dba9d")
}
2. find()で全ドキュメントを表示
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを確認します。
> db.demo260.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e47b1181627c0c63e7dba9b"), "Name" : "Chris" }
{ "_id" : ObjectId("5e47b11c1627c0c63e7dba9c"), "Name" : "Bob" }
{ "_id" : ObjectId("5e47b11f1627c0c63e7dba9d"), "Name" : "David" }
3. convertToCappedの実行
続いて、runCommand()経由でconvertToCappedを呼び出します。sizeには、Cappedコレクションの上限サイズをバイト単位で指定します。
> db.runCommand( { convertToCapped: 'demo260', size: 8345 } );
{ "ok" : 1 }
"ok" : 1が返れば、変換は成功です。
4. stats()で変換結果を確認
stats()を使えば、コレクションが正しくCapped化されたかどうかを確認できます。
> db.demo260.stats()
長大な出力の中でも、特に注目すべき主要フィールドは以下の通りです。
{
"ns" : "test.demo260",
"size" : 112,
"count" : 3,
"avgObjSize" : 37,
"storageSize" : 16384,
"capped" : true,
"max" : -1,
"maxSize" : 8448,
...
}
- capped : true — コレクションがCappedコレクションとして認識されていることを示します。
- maxSize : 8448 — 実際に割り当てられた上限サイズです。指定した8345バイトは、WiredTigerのアロケーション単位(4KB)に合わせて切り上げられます。
- max : -1 — ドキュメント件数による上限は設定されていないことを示します。
なお、完全な出力には、WiredTigerストレージエンジンに関する詳細な統計情報(キャッシュ、圧縮、B-tree、カーソル操作など)も含まれます。
まとめ
既存コレクションをCappedコレクションに変換するには、db.runCommand({ convertToCapped: 'コレクション名', size: バイト数 })を実行します。変換後はstats()の出力で"capped" : trueとなっていることを確認しましょう。また、指定したサイズはストレージエンジンのアロケーション単位に切り上げられる点にも注意が必要です。
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