MongoDBでnull値をチェックする方法|$type演算子の使い方を解説
MongoDBでは、フィールドが明示的に null を持つドキュメントだけを抽出したい場合、$type 演算子を使うのが最も確実な方法です。ここでは Null 型(タイプ番号 10)を利用して、null値のチェックを行う手順を解説します。
まず、参考として主なBSON型とそのエイリアスの一覧を確認しておきましょう。
| 型 | 番号 | エイリアス |
|---|---|---|
| Double | 1 | "double" |
| String | 2 | "string" |
| Object | 3 | "object" |
| Array | 4 | "array" |
| Binary data | 5 | "binData" |
| Undefined | 6 | "undefined" |
| ObjectId | 7 | "objectId" |
| Boolean | 8 | "bool" |
| Date | 9 | "date" |
| Null | 10 | "null" |
| Regular Expression | 11 | "regex" |
nullを検索する基本構文
タイプ10、つまりnullを検索するための構文は以下の通りです。
db.yourCollectionName.find({"yourFieldName":{ $type: 10 } });この構文を実行すると、指定したフィールドがnull値を持つドキュメントのみが取得されます。空文字列("")や、フィールド自体が存在しないドキュメントは除外される点に注意してください。
サンプルコレクションの作成
それでは、実際にドキュメントを含むコレクションを作成してみましょう。数値、空文字列、null、フィールドなしのドキュメントなど、さまざまなパターンを挿入します。
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({"Age":34});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e9121a844af18acdffa3")
}
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({"Age":""});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e9161a844af18acdffa4")
}
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({"Age":null});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e9191a844af18acdffa5")
}
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({"Age":56});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e91e1a844af18acdffa6")
}
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e9261a844af18acdffa7")
}
> db.mongoDbEqualDemo.insertOne({"Age":null});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd7e92e1a844af18acdffa8")
}登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみます。
> db.mongoDbEqualDemo.find().pretty();
実行結果は以下のようになります。
{ "_id" : ObjectId("5cd7e9121a844af18acdffa3"), "Age" : 34 }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e9161a844af18acdffa4"), "Age" : "" }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e9191a844af18acdffa5"), "Age" : null }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e91e1a844af18acdffa6"), "Age" : 56 }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e9261a844af18acdffa7") }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e92e1a844af18acdffa8"), "Age" : null }null値のみを抽出するクエリ
続いて、nullと等しい値を持つドキュメントだけをチェックするクエリです。
> db.mongoDbEqualDemo.find({"Age":{ $type: 10 } });実行すると、Ageフィールドがnullの2件のドキュメントのみが出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5cd7e9191a844af18acdffa5"), "Age" : null }
{ "_id" : ObjectId("5cd7e92e1a844af18acdffa8"), "Age" : null }このように、$type: 10 を指定することで、null値が明示的に設定されたドキュメントだけを正確にフィルタリングできます。数値や空文字列、フィールドが存在しないドキュメントは結果に含まれないため、意図した通りのデータ抽出が可能です。
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