MongoDBで2つの配列フィールドをマージする方法【$setUnion演算子の使い方】
MongoDBでは、$setUnion演算子を使用することで、2つの配列フィールドを1つにマージ(統合)できます。$setUnionは集合演算の一種で、両方の配列の要素を結合しつつ、重複する値を自動的に取り除いてくれる便利な演算子です。
この記事では、実際にコレクションを作成し、2つの配列フィールドをマージする手順をサンプルコード付きで解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成します。ここでは「NaturalNumbers(自然数)」と「WholeNumbers(整数)」という2つの配列フィールドを持つドキュメントを挿入します。
> db.mergeTwoArrayFieldDemo.insertOne({"NaturalNumbers":[1,2,3,8,10,20,30],"WholeNumbers":[0,1,2,63,78,20,45]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cd68e4057806ebf1256f11d")
}登録したドキュメントの確認
次に、find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.mergeTwoArrayFieldDemo.find().pretty();
上記のクエリを実行すると、以下のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5cd68e4057806ebf1256f11d"),
"NaturalNumbers" : [
1,
2,
3,
8,
10,
20,
30
],
"WholeNumbers" : [
0,
1,
2,
63,
78,
20,
45
]
}$setUnionを使って2つの配列フィールドをマージする
いよいよ、2つの配列フィールドをマージします。aggregate()メソッドと$projectステージを組み合わせて、$setUnion演算子を適用します。
> db.mergeTwoArrayFieldDemo.aggregate([
{ "$project": {
"MergedArray": { "$setUnion": [ "$NaturalNumbers", "$WholeNumbers" ] }
}}
]);実行結果は以下のとおりです。
{ "_id" : ObjectId("5cd68e4057806ebf1256f11d"), "MergedArray" : [ 0, 1, 2, 3, 8, 10, 20, 30, 45, 63, 78 ] }実行結果のポイント
出力を見ると、「NaturalNumbers」と「WholeNumbers」の両方の要素が含まれた「MergedArray」という新しい配列フィールドが生成されていることがわかります。
注目すべきは、元の配列で重複していた値(1、2、20)が1つにまとめられている点です。$setUnionは集合演算子であるため、重複を排除したユニークな値のみを返します。また、結果の配列は自動的にソートされた順序で出力されます。
まとめ
MongoDBで2つの配列フィールドをマージするには、以下の手順が有効です。
aggregate()メソッドで集計パイプラインを実行する$projectステージで新しいフィールドを定義する$setUnion演算子にマージしたい2つの配列フィールドを指定する
重複を排除せず、元の順序を保ったまま単純に連結したい場合は、$concatArrays演算子の使用も検討するとよいでしょう。用途に応じて使い分けることで、柔軟なデータ操作が可能になります。
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